Artist Interview CDデビュー10周年を迎えて
小堀英郎
ピアニスト
―ソロ、アンサンブル、作曲、編曲もこなす多彩なアーティストとして知られる小堀英郎氏。今年でCDデビュー10周年を迎え、多くの人を魅了し続ける彼にその思いを聞いた。
■今年でCDデビュー10周年となりますが、これまでの活動を振り返り、どのようなことを感じておられますか。
実は本当のソロアルバムデビューは韓国が先で、2004年9月のことでした。
韓国のフェスティバルで出会ったプロデューサーからお話を頂いたのがきっかけで、現在は日本と韓国で7枚のアルバムを出しています。全曲クラシックをベースにしたオリジナル作品集です。
これまで、自分に与えられた音楽宣教の使命に応えるべく歩ませて頂き、各地へ演奏に出向くなかでたくさんの祈りの仲間と出会いました。また、行き詰まり、恵みを忘れてしまいそうなときには、神がアブラハムに空いっぱいの星を「数えてみよ」と見せつけられたように、私にも何度も迫られました。一つの節目となる「10周年」は感謝の年、皆様への恩返しの年として過ごしたいと思っています。
■ことばではなく、音楽だからこそ、人々の心に届くものがあると思いますが、どのように感じておられますか。
伴奏楽器として用いられることの多いピアノですが、この一台での多彩さと魅力をCDから味わって頂きたいです。「歌」と違って歌詞がありません。旋律とハーモニーで語ります。そのため、どの国の方にも公平に、目に見えない音の香りとして魂の奥まで届き、留まります。
■今後、どのような活動をしていきたいとお考えでしょうか。
かつて私は、事故で左手首が潰れ、再起不能とされました。そこからの奇跡的復帰を機に、主に約束した通り、現役活動が許される限り「神の恵みを奏でる手」をもってお仕えして参ります。また、後進の指導にも力を入れたいと思っております。
「私はあらゆる時に主をほめたたえる。私の口には、いつも、主への賛美がある。」(詩篇34:1)
今日の日まで導いてくださった主に栄光をお返しします。そして、お祈りと尊いご支援をくださった皆様に心から感謝申し上げます。このみことばは私の生涯のテーマです。どんな時にも、日々の恵み、あふれる感謝、愛の告白をささげることが私の主への賛美です。
プロフィール ◎オフィシャルサイト http://www.kobori2002.jp/ 〔 小堀 ピアノ 〕で検索。
大阪音楽大学を卒業後、フランスへ留学。パリ・エコールノルマル音楽院に在籍。韓国やヨーロッパを定期的にめぐり演奏活動を展開。演奏と共に語られるトークは未信者からも定評がある。大阪国際音楽コンクール審査員、米国日系人福音宣教協力会(JEMS)協力宣教師、日本国際飢餓対策機構 親善大使。