書評books ディボーションのハードル下げ若者の関心事に寄り添う

中・高・大学生たち&教会学校中高生科教師

 


『Friends of God. いのちの糧366日』
hi-b.a.(高校生聖書伝道協会)
川口竜太郎 著

A6判・388頁
定価1,760円(税込)
いのちのことば社

 

「毎朝読んでいます。文の長さがちょうどよく、私を含め励まされている人がいっぱいいます」(高校生)
「学校へ行く時間が早く、朝のディボーションの時間を家でもつことは難しいです。しかし、このテキストは電車でも用いることができるので嬉しいです」(高校生)
「祈れない状況でも、このテキストに励まされ、今日も一日頑張ろうと思うことができています」(高校生)
「ある超教派のキャンプに参加して、未信者ルックしている(クリスチャンらしくない)と言われ、そこには居場所がないと思った私です。身体の弱い友人に、短く、平易なことばで信仰生活を伴走できるものはないかと探していたら、このテキストに出合いました。友人とわかちあう中で神様の働きがあり、信仰生活が守られています」(大学生)
「神様から私に向けての語りかけだと感じます」(大学生)

「子ども(中高生)向けのディボーションガイドの選択に苦労された方は少なくないはずだ。みことばそのものを深められる通読式のものは理想的だが、難しい箇所に当たった時は挫折しやすく、間隔が空いてしまうと文脈が分からなくなり復帰しにくい。かといって日割りの説教集は子どもたちにとっては難しすぎる。そんな悩みに応えてくれるのが本書。一ページにランダムな聖書箇所が数節と、わかりやすいメッセージが載っている。ディボーションのハードルを下げつつも、メッセージの内容はみことばに則しており、SNS、恋愛、勉強といった高校生の関心事に寄り添った『届くことば』になっているのが素晴らしい。
本書は以前発行された『Let’s be Friends. 神とつながる366日』の続編にあたるが、昨年から当教会に取り入れ、中高生に非常に好評である。教師としても箇所が短いため、学んで準備をしやすい。私は同じ箇所を学んで、その講解をLINEで毎日配信しているが、大人の教会員にも好評いただいている。ぜひ本書を手に取り、子どもたちを中心に教会で多様に活用することをお薦めしたい」
(夙川聖書教会 教会学校中高生科教師 遊佐秋友)