私にとって文章を書くことは容易なことではありません。最近になって、特にそう感じるようになってきました。文章を書くには、まず、伝えたいことが必要です。その思いを分かりやすいように、誤解のないように表現しようとする作業には根気が求められます。また、文章をだれかに公表するとなれば、恥を捨てたり、他人の評価を恐れない勇気がいります。また、書いた責任も負わなければなりません。と、文章を書くことに行きづまっていると三浦綾子さんの偉大さが身にしみてきました。人間洞察が深く、読み手の心までも探るような文章力をもって、いつでも正々堂々と神の愛を訴え続けたその生き方に頭が下がる思いです。　（梶）