時代を見る眼277 [1]宗教改革500周年をこえて 「恵み」は「優美」??
神戸改革派神学校 校長 吉田 隆 “宗教改革500周年”という言葉が昨年あたりから盛んに見受けられ、今年は肝心の10月31日に行き着く前にすでに食傷気味である。 お祭り好きなのは、日本人に限らないらしい。今 […]
特集 宗教改革から何を学ぶか いま「念い」に「記す」べきこと
神戸ルーテル神学校 教授 橋本昭夫 宗教改革は、マルティン・ルターが、一五一七年十月三十一日に、ヴィッテンベルクの城教会の扉に「九十五か条の提題」を公示したことに始まるとされる。この文書は正式には「贖宥の効力を明らかにす […]
特集 宗教改革から何を学ぶか ドイツで経験する宗教改革五百周年
ドイツ・ハンブルク在住 宣教師 井野 葉由美 今年はマルティン・ルターがヴィッテンベルク城教会の扉に九十五か条の提題を貼り付けた一五一七年十月三十一日から、ちょうど五百年に当たります。一般にこの時から、プロテスタントの宗 […]
書評Books 祈りの中で神への信頼へと導いてくれる
清瀬福音自由教会 牧師 岩井基雄 『朝夕に祈る 主の祈り―30日間のリトリート』 大嶋重徳 著 B6変判 1,000円+税 いのちのことば社 主イエスが教えてくださった「主の祈り」に関しては、すでに多くの著書がありますが […]
書評Books 霊的・精神的・知的・情操的成長 のために親が与えられる訓練
OMFザチャペルオブアドレーション 宣教師 菅家容子 『祈り合う家族になるために―家庭礼拝のススメ』 大嶋裕香 著 新書判 900 円+税 いのちのことば社 「私、裕香ちゃんの結婚のこと祈ってるの。ねぇ、これから毎日一緒 […]
書評Books 政治についての聖書の読み方を学ぶ
日本福音キリスト教会連合 春日井聖書教会 協力牧師 水谷 潔 『聖書と政治―社会で福音をどう読むか』 リチャード・ボウカム 著、岡山英雄 訳 四六判 2,000円+税 いのちのことば社 以前、神学教育に携わる友人に尋ねた […]
書評Books 生活のすべての領域で福音を生きたい
基督兄弟団 ニューコミュニティ 牧師 小平牧生 『生き方の問題なんだ。』 大嶋重徳、桑島みくに、佐藤 勇、吉村直人 共著 B6判 1,200 円+税 いのちのことば社 一読して、とても意欲的な取り組みであると思った。何よ […]
試聴CD いのちの息が吹き込まれて
ピアニスト 小堀英郎 「ビタミン・フルート-すべて新たに-」 紫園香 全13曲 2,500円+税 販売元 ライフ・クリエイション TEL.03-5341-6927(48805) <収録曲> M.ニストローム「鹿のように」 […]
『歎異抄』と福音 第三回 耳の底に留まるところを記す
大和昌平 一冊の本が書かれる時、どの著者も最初に書くであろう二つのポイントがある。一つは、どんな問いをもって、何のためにこの本を書くのかという問題意識だ。もう一つは、その問いをもって、どんな方法で書くのかの方法論になる。 […]
聖書 新改訳2017 どう新しくなるのか? 〈7〉校訂本文の変化
内田和彦 初回に、全面改訂が必要な理由を三つ挙げましたが、その一つは聖書学の進歩でした。『新改訳2017』がどのように変わるのか、今回はその点から、特に本文の問題についてお伝えしたいと思います。 * 新約聖書の原本は存在 […]
私の信仰履歴書 第五回 神のお扱いを受ける
野田 秀 昭和は、人が“思いがけない変化”に驚き、振り回され、目を見張った、そんな時代ではなかったでしょうか。ノンフィクション作家の澤地久枝氏が、「貧しかった者も豊かであった者も、学び得た者も学ぶ機会を封印された者も、昭 […]
自然エネルギーが地球を救う 第21回 水の利用|これからの可能性〈その2〉
足利工業大学理事長 牛山 泉 日本はこれから人口減の時代に入っていく。人口が減れば国力が落ちる。いずれも牧師の娘であるメルケル首相のドイツと、メイ首相の英国では取り組みが異なっているが、欧州諸国ではこれを移民によって補っ […]
あたたかい生命と温かいいのち 第九回 温かい心がしまわれている場所
福井 生 1966年滋賀県にある知能に重い障がいを持つ人たちの家「止揚学園」に生まれる。生まれたときから知能に重い障がいを持つ子どもたちとともに育つ。同志社大学神学部卒業後、出版社に勤務。しかし、子どものころから一緒だっ […]