戦争の記憶 Ⅱ 「次世代の責任」 ◇継承の始まりは「考える」こと
朝岡 勝 日本同盟基督教団 徳丸町キリスト教会牧師 筆者は四十代ですが、この世代は、戦時中に生まれた親を持つ最後の世代にあたるのではないでしょうか。私の亡き父は一九三六年(昭和一一年)、日本が侵略支配していた当時の朝鮮半 […]
戦争の記憶 Ⅱ 「次世代の責任」 ◇一九六二年、広島生まれ
森ゆかり日本ナザレン教団 広島教会員 家の中で原爆の話をすることは、全くなかった。「原爆」の影が出てくると、父は機嫌が悪くなるし、聞くのも怖いし、第一、聞きたくなかった。暗黙のタブー話題だったと思う。大学進学で広島を離れ […]
あの時代、勝海舟はキリストに何を見たのか ◆勝海舟と赤坂教会
姫井 雅夫 日本基督教団赤坂教会 牧師 昨年、NHK大河ドラマ「龍馬伝」が放映され、人気を博した。そこに勝海舟が登場した。 日本の夜明けと言ってもいいようなあの時代と活動に、坂本龍馬とともに勝海舟も大きく関わっていたのだ […]
あの時代、勝海舟はキリストに何を見たのか ◆勝海舟が生きた、変革の時代
中村 敏新潟聖書学院院長 勝海舟の生きた時代は、徳川時代の末期から明治時代の後半にあたり、日本の歴史における激動の時代であった。徳川幕府は初めから、キリスト教を固く禁止し、オランダ、中国、朝鮮を除いて、厳しい鎖国政策を貫 […]
あの時代、勝海舟はキリストに何を見たのか ◆BOOK レビュー
シュー土戸ポール青山学院大学文学部 准教授、宗教主任、学院宣教師 勝海舟は、近年においても時代劇や小説などでたびたびその人生が取り上げられている。彼の働きで特に知られているものは、江戸・田町の薩摩藩邸で西郷隆盛と行った江 […]
戦争の記憶 Ⅰ 「教会の責任」 ◇インドネシアでの日の丸拒否
岩崎 孝志土浦キリストの教会 伝道者 太平洋戦争開戦の翌年、日本軍はインドネシアに上陸し、占領は日本敗戦まで続いた。それがどんなことであったのか―。長く東京外語語大学で教えておられた伊東定典さんの遺著『インドネシア・プロ […]
戦争の記憶 Ⅰ 「教会の責任」 ◇戦中、戦後の教会と私
藤澤 一清日本バプテスト連盟 花小金井教会員 太平洋戦争開戦が一九四一年一二月八日であったことから、毎月八日は「大詔奉戴日」と定められた。この日に、国民は天皇の意思である戦争を有り難く引き受け、自らの命を天皇にささげてい […]
小さないのちが教えてくれたこと ◆出産をサポートする働き
水谷潔氏小さないのちを守る会 代表 「小さないのちを守る会」は、出産のサポートや養子縁組など、中絶防止の働きを行うボランティア団体。代表の水谷潔氏は、「主にホームページからのメールで何度かやりとりをしてから、電話でお話し […]
小さないのちが教えてくれたこと ◆リスクを知らない女性たち
水谷潔氏 小さないのちを守る会 代表 水谷氏は、中絶に対して「公平な情報が出されていない」という。 「目の前にある問題を、とりあえず、すぐに解決できる。多くの女性はそれが中絶のメリットだと考えているようです。即効性、イン […]
小さないのちが教えてくれたこと ◆母の胎にいるときから
水谷潔氏小さないのちを守る会 代表 日本では、中絶は〝必要悪”と思われている面が強い。「四人家族が多いですよね。第三子は、中絶される確率が七割です。家族計画じゃなくて中絶されているんですよ」。今の六十歳以上の人たちは、「 […]
小さないのちが教えてくれたこと ◆死ぬことが決定づけられている場所
水谷潔氏小さないのちを守る会 代表 水谷氏は、もともと名古屋で牧師をしていた。母教会でもあり、いずれはその跡を継ぐことを使命と感じていた。だが、関心のあった性教育や恋愛の問題をきっかけに、「小さないのちを守る会」とかかわ […]
小さないのちが教えてくれたこと ◆産んで後悔する人はいない
水谷潔氏 小さないのちを守る会 代表 「もし、子どものいのちが親のものだったら、生かすも殺すも親の自由。虐待しようが自由ですよね。でも、それは違う。いのちは、神様から与えられたものです。神様という存在を信じないのなら、社 […]
小さないのちが教えてくれたこと ◆私の選択、今思うこと
水谷潔氏小さないのちを守る会 代表 「小さないのちを守る会」に相談して出産した方が、現在、どのような思いを持っているのかうかがいました。 【アンケート】① 連絡したきっかけは?②「産んでよかった」「産まなければよかった」 […]