風色のカレンダー 8 夏の海
相馬幸恵ミニチュアクラフト作家 まったく泳げないのに、無性に海を見たくなるときがあります。それは朝、昼、夜とそれぞれにちがった表情をもち、いつでも変わらずありのままを受け入れてくれる懐の深さを感じるからでしょうか。 […]
時代を見る目 140 子どもがわからない(1) 「むかつく」という気持ち
佐竹真次山形県立保健医療大学教授 発達心理学 「むかつく」という若者ことばは、五十代の私にはたいへんわかりにくい。北里大学名誉教授で歴史家である立川昭二氏によると、怒りを表現することばとして、十代ならば「むかつく」、三 […]
ブック・レビュー 『「べてるの家」から吹く風』
前田ケイルーテル学院大学大学院 教授 病気のおかげで自分と人を助けることを学んだ当事者の風が吹く この本は、約二年間にわたって本誌で連載されてきた「弱く、遠く、小さき群れより」に加筆して、まとめたものである。著者の向谷 […]
定年後の暮らしに備えがありますか 第4回 家族とのよい関係をつくる
田口誠弘熟年いきいき会 代表 著者・田口誠弘氏42歳の時、社内紛争のあおりを受けて左遷・降格。挫折をきっかけに、社員教育、マネージメントの専門家の道を目指す。バブル崩壊で大損したことがきっかけで1994年、55歳で受洗。 […]
天国へのずっこけ階段 第5回 おてもやんメイクで
松本望美北朝鮮宣教会所属/韓国在住 4年前、クリスチャンのスポーツ選手の家に遊びに行った時のこと。彼女はオリンピックにも出たことのある30代のシングルで周りの人も認める熱心なクリスチャンである。「いつも試合のたびに、神 […]
新約聖書よもやま裏話 第11回 イエス様の四つの生涯!?
伊藤明生東京基督教大学教授 「マ~タイ、マルコに、ルカ、ヨハネ♪」 新約聖書にはマタイ、マルコ、ルカ、ヨハネと福音書が四つ収められている。福音書とは、ひとことで言えば、主イエスの生涯が書き記されている書であるが、いわゆる […]
Opus Dei オペラな日々 最終回 自分を与えるアンサンブル
稲垣俊也オペラ歌手(二期会会員)、バプテスト連盟音楽伝道者 プロのオペラ歌手である私は、少年時代より音楽に親しみ、音楽に精通していました……と言いたいところですが、私の青春時代は音楽とはまったく縁のない生活、剣道に情熱 […]
風色のカレンダー 7 お裁縫道具
相馬幸恵ミニチュアクラフト作家 わが家のリビング兼アトリエには、昭和初期の足踏みミシンが置いてあります。鋳物でできたペダル部分を踏むと、今でもきしむことなくちゃんと動かすことができます。木製の台座についている引き出しの […]
時代を見る目 139 牧師のメンタルヘルス(3) ゆだねる心をもつ
賀来周一キリスト教カウンセリングセンター相談所所長 現代社会は、便利で効率的な生活を人々に与えましたが、その反面、安心して生活できる世界を人々から奪ってしまいました。毎日のように新聞をにぎわす出来事は、わたしたちの不安 […]
定年後の暮らしに備えがありますか 第3回 迎える家族の心構え
田口誠弘熟年いきいき会 代表 著者・田口誠弘氏42歳の時、社内紛争のあおりを受けて左遷・降格。挫折をきっかけに、社員教育、マネージメントの専門家の道を目指す。バブル崩壊で大損したことがきっかけで1994年、55歳で受洗。 […]
天国へのずっこけ階段 第4回 宣教はキムチ持参で
松本望美北朝鮮宣教会所属/韓国在住 韓国に来た年の夏に、教会の人たちと一緒に東南アジアへ宣教旅行をしたときのこと。 空港に集合し、チェックインする前に、「望美宣教師は、これとこれをチェックインのときに預けてください」と […]
新約聖書よもやま裏話 第10回 たかが?されど!
『ダ・ヴィンチ・コード』
伊藤明生東京基督教大学教授 編集者からの「強いられた恩寵」で、ダン・ブラウン著『ダ・ヴィンチ・コード』(角川書店)を読んだ。はじめはお義理で読み始めたが、読み出したら、止められなかった。正直言って、この種の小説は大好き […]
Opus Dei オペラな日々 第11回 一曲いかがでしょうか?
稲垣俊也オペラ歌手(二期会会員)、バプテスト連盟音楽伝道者 私たちは音楽を一曲二曲と数えます。私が奉職している東京基督神学校の講義で「もし音楽を一曲二曲と呼ぶのでなければ、あなたはどう呼びますか」と質問したところ、なか […]