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折々の言 20 「沈黙」に裏打ちされたもの

工藤 信夫平安女学院大学教授 精神科医 一、黙想のすすめ  以前私は、この連載の中で信仰者の「多弁」は宗教性の喪失だけでなく、文化の浅薄さ、衰退を意味しかねないこと(7月号)、安易な「言語化」つまり概念化は人と神とをパタ […]

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四季の庭から 9 天の恵み

森住 ゆき日本福音キリスト教会連合 前橋キリスト教会会員  路線バスを使って保育園に通っていた。バス停まで祖母の付き添いがあったが、一人の日もあり、思えば平和な時代だった。行き帰りの天敵は田舎道の野良犬と夏の蛇だ。蛇は道 […]

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折々の言 19 本を書く作業

工藤 信夫平安女学院大学教授 精神科医 一、表現すること  今私は、『P・トゥルニエを読む|新しいキリスト教人間理解のために』という本を書いている。作業を進めていくと、いつも、一旦自分の書いたものをしばらく放っておいたり […]

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四季の庭から 8 真夏の芝生

森住 ゆき日本福音キリスト教会連合 前橋キリスト教会会員  猛暑で有名な地方都市に住んでいるので、夏の芝刈りは根性がいる。うちの庭は猫額だけど手刈りなので、どちらが刈るか夫とのじゃんけんは真剣勝負だ。盛夏には連日気温が体 […]

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折々の言 18 落ち込み スランプとのつきあい

工藤 信夫平安女学院大学教授 精神科医 一、友人からの手紙  聖書は「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい」(ピリピ4章)と伝えるが、現実の私たちは、失意や失望、落ち込みに見舞われることが多 […]