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折々の言 最終回 凛として生きる

工藤 信夫平安女学院大学教授 精神科医 一、安易な励まし  臨床の世界でよく問題にされる一つのテーマに、「安易な励まし」という項目がある。「この病気は治るでしょうか」という病者の必死な、あるいは切実な問いかけに対して「大 […]

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折々の言 近刊『生きること学ぶこと』

10月発売生きること学ぶこと工藤信夫連載に大幅な加筆・訂正を施した力作。この世に生を受けたこと、生きること、人間として学び、成長するとはどういうことなのか。さまざまな人々との関わりや書物などを通して、人間に与えられた生の […]

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折々の言 工藤信夫 特別講演会

1979年に創刊されたいのちのことば社の書評誌、月刊「いのちのことば」は、今年で25年目を迎え、11月号において通算300号となります。このたび、約2年間にわたり本誌に連載された人気エッセイ「折々の言」の単行本出版とあわ […]

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四季の庭から 10 育てる人

森住 ゆき日本福音キリスト教会連合 前橋キリスト教会会員  そんな言葉をいつの間に覚えたものやら、と思わず感心してしまうのは、たいてい娘が反抗モードにはいっている真っ最中だ。  生まれたばかりは、我が子なのに異星人。授乳 […]

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折々の言 20 「沈黙」に裏打ちされたもの

工藤 信夫平安女学院大学教授 精神科医 一、黙想のすすめ  以前私は、この連載の中で信仰者の「多弁」は宗教性の喪失だけでなく、文化の浅薄さ、衰退を意味しかねないこと(7月号)、安易な「言語化」つまり概念化は人と神とをパタ […]

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四季の庭から 9 天の恵み

森住 ゆき日本福音キリスト教会連合 前橋キリスト教会会員  路線バスを使って保育園に通っていた。バス停まで祖母の付き添いがあったが、一人の日もあり、思えば平和な時代だった。行き帰りの天敵は田舎道の野良犬と夏の蛇だ。蛇は道 […]

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折々の言 19 本を書く作業

工藤 信夫平安女学院大学教授 精神科医 一、表現すること  今私は、『P・トゥルニエを読む|新しいキリスト教人間理解のために』という本を書いている。作業を進めていくと、いつも、一旦自分の書いたものをしばらく放っておいたり […]