私はこう読んだ―『聖書 新改訳2017』を手にして
最終回評者 松元 潤 北海道聖書学院学院長・日本福音キリスト教会連合北栄キリスト教会牧師(四月より若葉キリスト教会) 牧会の現場から 「通読がしやすくなった」というのが、率直な第一印象でした。日本語が私たちの日常会話によ […]
『歎異抄』と福音 第二十一回 親鸞の悲しみ|唯円はユダか?|
『歎異抄』と福音 第二十一回 親鸞の悲しみ|唯円はユダか?| 哲学者の梅原猛が一月十五日に九十三歳で亡くなった。『隠された十字架|法隆寺論』は日本古代史に新風を吹き込んだ。法然や親鸞への愛着は深く、親鸞と違い法然は書きづ […]
野の草を見つめながら 第4回 スクランブル交差点の奇跡
フォトグラファー 市川五月 この日は写真集のために渋谷に撮影に行こうと決めていた日でした。 「こんな感じで撮影できたらいいな」というイメージがいくつかあり、渋谷へ向かいました。渋谷の街は、学生時代にhi-b.aに通ってい […]
時代を見る眼294 心の平安 [3]「もう一人の自分」が示す愛
精神科医 堀江通旦 私たちの心をかき乱す原因は日常生活のあらゆるところに潜んでいます。それらにすぐに対処できるように、私たちの心と体には生まれつきアラームシステムが備わっています。大抵の場合は原因がコントロールできればア […]
本ソムリエが惚れた1冊 『主よ、みこころを教えてください』
『主よ、みこころを教えてください』 ある英国の説教者 著 湖浜馨訳 B6判 200頁 1,900円+税 あえて、本名を名のらず、ある英国の説教者として出版されていることにも、大きな感動とそこから謙遜を学ばせていただきます […]
リレー連載牧師たちの信仰ノート第八回 「危機なくして成長なし」②
太田和功一(おおたわ・こういち) KGK主事・総主事、IFES副総主事・東アジア地区主事を経て、現在クリスチャンライフ成長研究会総主事。 大学を卒業してすぐキリスト者学生会(KGK)主事として働き始めました。大学紛争の激 […]
私はこう読んだ―『聖書 新改訳2017』を手にして 思いきった表現と大胆な試み
第14回評者 船橋 誠 一九六五年大阪市生まれ。日本メノナイトブレザレン教団石橋キリスト教会主任牧師、福音聖書神学校講師。 私の所属教団では、『聖書 新改訳2017』(以後、新改訳2017と表記)の出版が近くなった前年の […]
『歎異抄』と福音 第二十回 パスカルと親鸞と三木清
大和昌平 東京基督教大学教授 ロングセラー『人生論ノート』の著者で親鸞に傾倒した哲学者三木清(一八九七~一九四五)に目を向けてみたい。兵庫県の真宗の家に生まれた三木は高校時代に西田幾多郎(一八七〇~一九四五)の『善の研究 […]
野の草を見つめながら 第3回 まばゆい光が照らすとき
フォトグラファー 市川五月 雨や雪、また寒さが続くと家に閉じこもったり、なんだか憂鬱になったりするものです。心が天気に左右されてしまうほど、人間とは弱い生き物です。私は、雨や雪が降ったりした後に、ふと顔を出した太陽を目に […]
時代を見る眼293 心の平安 [2]相手との和解を通して心の平安を取り戻す
精神科医 堀江通旦 世界は急速に変化しています。経済的なグローバリゼーションはいつの間にか人々の思想をも支配しているようです。周知のように、拡張していく自由貿易の前提は、国と国との間を隔てていた関税を廃止することでした。 […]
リレー連載 牧師たちの信仰ノート 第七回 「危機なくして成長なし」①
太田和功一(おおたわ・こういち) KGK主事・総主事、IFES副総主事・東アジア地区主事を経て、現在クリスチャンライフ成長研究会総主事。 この言葉は、私の信仰と人生の恩師が折に触れて語ってくれた言葉です。六 […]
私はこう読んだ―『聖書 新改訳2017』を手にして 第13回評者
吉田 隆 神戸改革派神学校校長。日本キリスト改革派 甲子園教会牧師。 何より聖書普及のために 完成出版されて早くも一年余を経過した『聖書 新改訳2017』(以下『2017』)について〝自由に〟書いてくださいとのご依頼を受 […]
『歎異抄と福音』 第十九回 親鸞の「自然」と道教の「自然」
大和昌平 今回は日本語の「自然」から親鸞について考えてみたい。「自然」が天地万物や森羅万象を意味するようになるのは明治中期以降であり、英語natureの翻訳語として「自然」が用いられてからの話になる。それまで「自然」は、 […]