時代を見る眼284 いのちをみつめて [2] 声なきいのちの声
マナ助産院 院長 永原郁子 今年も早々から乳児の遺棄事件が後を絶ちません。1月6日に茨城県常総市でへその緒がついた赤ちゃんの遺体が用水路に捨てられていました。1月12日には愛知県豊田市で11か月になる三つ子の次男が母親に […]
私はこう読んだ―『聖書 新改訳2017』を手にして 第4回
第4回評者 下川友也 元東京基督神学校校長。 日本同盟基督教団、日高キリスト教会牧師。 読むほどに味わい深い 私の聖書歴から 『新改訳』以前、当然のように私たちは口語訳を読んでいた。私にとってはこれが約十二年間。特に一九 […]
『歎異抄』と福音 第九回 「よきひと」との出逢い
大和昌平 『歎異抄』第二章は、はるばる東国から京都の親鸞を訪ねてきた弟子たちと親鸞との命がけの問答の記録である。助けを求めてきた弟子に対し、そっけなくも見える態度の親鸞から、法然を「よきひと」と敬仰する絶対随順の心が表さ […]
リレー連載 ことばのちから 第5回
リレー連載 ことばのちから 今日、「ことば」そのものがもつ意味が薄くなってきているのではないでしょうか。そんななか、「いのちのことば」という名を冠する雑誌としても、その「ちから」について改めてご一緒に考えていきたいと思い […]
砂漠の花園 第5回 主にあって生きる勝利の人生
フォトグラファー サンティラン前田登茂恵 一年のほとんどが茶色の砂漠、はげ山の荒地が、春になるとカリフォルニアの州花、「カリフォルニアポピー」でいっぱいになるようすは、何とも美しく息を飲みます。明るい太陽の下、広い大地や […]
時代を見る眼 283
マナ助産院 院長 永原郁子 いのちをみつめて [1] いのちのはじまり 神戸の北野の異人館辺りからさらに六甲山系の山並みを車で15分ほど登ったところにマナ助産院はあります。ここでこれまでに2100人ほどの赤ちゃんが産声を […]
私はこう読んだ―『聖書 新改訳2017』を手にして
第3回評者 大坂太郎 日本福音主義神学会東部部会理事長・日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団ベテルキリスト教会牧師。 あえて言おう、「あンた」と 所属学会の全国研究会議を終え、日曜学校のクリスマスミュージカルの練習に取 […]
『歎異抄』と福音第九回 「よきひと」との出逢い
大和昌平 『歎異抄』第二章は、はるばる東国から京都の親鸞を訪ねてきた弟子たちと親鸞との命がけの問答の記録である。助けを求めてきた弟子に対し、そっけなくも見える態度の親鸞から、法然を「よきひと」と敬仰する絶対随順の心が表さ […]
リレー連載 ことばのちから第4回 あんたの居場所くらい ここにはあるよ
佐藤英和 今日、「ことば」そのものがもつ意味が薄くなってきているのではないでしょうか。そんななか、「いのちのことば」という名を冠する雑誌としても、その「ちから」について改めてご一緒に考えていきたいと思います。第3回目に引 […]
あたたかい生命と温かいいのち 最終回 神様の愛にあふれた日々を
あたたかい生命と温かいいのち 最終回 神様の愛にあふれた日々を 福井 生 1966年滋賀県にある知能に重い障がいを持つ人たちの家「止揚学園」に生まれる。生まれたときから知能に重い障がいを持つ子どもたちとともに育つ。同志社 […]
砂漠の花園 第4回 真っ赤なスカーレット
フォトグラファー サンティラン前田登茂恵 通称スカーレットヘッジホッグとかクラーレットカップ、またはモハビマウントとも呼ばれるこのサボテン。普段はトゲトゲのサボテンですが、春になると、真っ赤なスカーレット(緋色)の花をい […]
時代を見る眼 282 新しい季節をどう生きるべきか [3] 永遠の国に属する者として
新しい年になっても世の中にいいニュースはほとんどなく、昨年の問題は今年に引き継がれ、政治や経済、そして教育さえも社会をいい方向に変えることはできないと思い知らされます。世界は小民族から大国に至るまで、統合し共存する難しさ […]
『歎異抄』と福音 第八回 親鸞は弟子を捨てたのか
大和 昌平 親鸞は、鎌倉時代に九十歳の長命を保った。現代日本は男性が約八十一年、女性が約八十七年生きるのが平均で、男女とも世界第二位の長寿国である。飢餓と戦乱が隣り合わせの鎌倉時代は三十歳くらいが平均寿命であったようだ。 […]