『歎異抄』と福音 第六回 罪悪深重の自覚から

大和昌平 現代日本人が親鸞に強く心を惹かれるのは、なぜなのか。それは仏教が好きだというのとは次元が異なる。『歎異抄』が現代の古典として読まれているのは、なぜなのだろうか。人間の持つ根源的な罪悪への真摯なまなざしを、親鸞の […]

羊毛に関わる小さなお話 第12回 ほんものの光

羊毛フェルト作家 泉谷千賀子 冬の夜空に、星が瞬く頃になりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。 街の光が賑やかすぎて、星に気づかないこの頃です。人々は闇を消そうと電気をつけますが、電気を消したときにほんものの光が見える […]

『歎異抄』と福音 第四回 阿弥陀仏を非神話化する

大和昌平 いよいよ『歎異抄』第一章の本文に入っていく。冒頭のひと言には親鸞が繰り返し語ったことが凝縮されている。今回は、まずその出だしの部分だけを扱いたい。 * ◇「弥陀の誓願不思議にたすけられまいらせて」(第一章)|阿 […]