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神様がくれた風景 6 Mの白いズボン

やまはな のりゆき 雨には、ほろ苦い思い出がある。幼なじみのMのことを思う。小樽の東の小さな町に父が家を建てた頃、辺りにはまだ家も少なく、あるのはほんの数軒。Mの家はそのうちの一軒で、同い年だった僕らはすぐに友達になった […]

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時代を見る目 224 東日本大震災に思う [2]

木田惠嗣ふくしまHOPEプロジェクト代表福島県キリスト教連絡会代表 東京電力の原発事故が起きるおよそ5か月前の2010年10月に、福島県では原発のプルサーマル計画が争点となる県知事選挙が行われた。プルサーマル計画とは、ウ […]

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一粒のたねから 第11回 親であるというかなしさ

坂岡隆司社会福祉士。精神保健福祉士。インマヌエル京都伏見教会員。 調子を崩してしまった息子さんを、初めて緊急入院させたというお母さん(Aさん)から話を聞きました。今年三十歳になるその息子さんは、中学生の頃、不登校になり、 […]

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神様がくれた風景 5 5月の庭

やまはな のりゆき 5月のテーマは“庭とシャボン玉”。このお仕事をいただいた時からそう決めていました。シャボン玉は、俳句においては“春”の季語だそうです。語源であるポルトガル語の「さぼん」は石鹸の意味。17世紀初めに渡来 […]

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時代を見る目 223 東日本大震災に思う [1]

木田惠嗣ふくしまHOPEプロジェクト代表福島県キリスト教連絡会代表 震災後の2011年7月、FVI(「声なき者の友」の輪)の方々が開いてくださった福島未来会議で、「福島」の地名の由来を聞かれた。思わず、「福島の『福』は福 […]

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一粒のたねから 第10回 大人の支援

坂岡隆司社会福祉士。精神保健福祉士。インマヌエル京都伏見教会員。 「スーツと煎餅はいつも職場に置いてある」新聞にこんな書き出しの記事が載っていました。何のことかと思って読んでみると、もう三十年以上も障害者施設で働いてきた […]