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草ごよみ 9 ノカンゾウ

上條滝子イラストレーター  以前はよく夏の朝はかなり早起きをして自転車をこぎ、玉川上水脇の細道を上流へ下流へと気の向くままに遠出をしたものだ。 植物観察が目的なのだけれど、玉川上水の両側の木々はうっそうと茂り、夏草はぼう […]

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ずっこけ宣教道 第6回 タイ篇

松本望美北朝鮮宣教会所属  タイとミャンマー、ラオスの国境が接している「ゴールデントライアングル」という場所に出かけたことがある。 ここは麻薬地帯とも呼ばれている場所でもある。 タイに多くの脱北者が流れており、中国国境を […]

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福祉を通して地域に福音を 第8回 和解の指切り

佐々木炎  小野信夫さん(仮名)は八十歳代で、七十歳代の奥様と娘さんご家族と同居しています。中小企業を創業して四十年間、信夫さんには「人と時代に媚びることなく自分の力でやってきた」というプライドがありました。 昨年の夏、 […]

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草ごよみ 8 ヒルガオ

上條滝子イラストレーター  ヒルガオは今でもごくありふれた道端の夏の草だ。街路樹の下植えの植物に絡まったりして咲くこのヒルガオの花が幼い頃から大好きで、六十五歳のこの年齢になっても、その同じ目でこの花を見ている自分に気付 […]

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ずっこけ宣教道 第5回 中国篇

松本望美北朝鮮宣教会所属  中国と北朝鮮の国境沿いの町。北京に戻るには、たいてい夜遅く出発する汽車に揺られることが多かった。  吉林省。雪の降る寒い夜。人もまばらで静かな待合室。  すると、遠くから女性の叫び声が聞こえて […]