草ごよみ 6 シロバナノヘビイチゴ
上條滝子イラストレーター 昔の子どもは、木や草の実の食べられるものなら、なんでも食べてみたものだ。東京に生まれ育った私でさえ、庭や原っぱで見つけたコゴメザクラやユスラウメ、ナワシロイチゴやグミ、カジイチゴなどのオレンジ […]
時代を見る目 176 裁判員制度に臨んで<2>
いかなる場合も死刑に反対のときは
湊信明日本福音キリスト教会連合・キリスト教朝顔教会員 弁護士 いわゆる裁判員法が本年5月21日に施行され、7月には日本初の裁判員が参加する刑事裁判が開かれます。裁判員制度では、殺人、強盗殺人などの重大犯罪のみを裁きます […]
ずっこけ宣教道 第3回 台湾篇
松本望美北朝鮮宣教会所属 昨年、八月末から一週間ほどのスケジュールで、チームで台湾宣教に行った。 伝道対象者は、日本統治時代に「日本人として」教育を受けた老人たちである。だから、日本語で伝道できるし、なんと「日本人であ […]
自殺は止められる 第5回 自殺の連鎖を断ち切ろう
碓井真史 心理学博士 自殺は伝染します。それは恐ろしい伝染病のように、次々と広がります。そして伝染病のように、必要な方策をとれば、伝染を最小限にくい止めることもできます。 大きな自殺報道は、次の自殺を生み、さらに過熱した […]
文学ジャンル別聖書の読み方ガイド 第15回 たとえ話の解説 (上)
関野祐二聖契神学校校長 ● たとえ話はわかりやすい? 日常的セッティングとありふれた小道具を用いる主イエスの「たとえ話」は、ストーリー展開やオチがおもしろく、お堅いイメージ(?)の聖書とは思えぬほど庶民的で親しみやすいた […]
福祉を通して地域に福音を 第5回 心安らぐ場所に
佐々木炎 八十歳代の高田洋子さん(仮名)は、アパートで一人暮らしをしている要介護2の女性です。母親が幼いときに亡くなり、母の顔を知りません。東京に出て、結婚しましたが、三十歳代前半で夫を病気で失い、二人の子供を育てるた […]
草ごよみ 5 ムラサキツメクサ
上條滝子イラストレーター 薄紅色の小さな花がポンポン玉のように集まって咲く、かわいらしいこの花を河川敷の土手や原っぱで目にした人は多いと思う。 ヨーロッパ原産で明治初年に初めて牧草や緑肥用に栽培され始め、その後野生化し […]
時代を見る目 175 裁判員制度に臨んで<1>
クリスチャンは裁いてはいけない?
湊信明日本福音キリスト教会連合・キリスト教朝顔教会員 弁護士 いよいよ本年5月21日に「裁判員の参加する刑事裁判に関する法律」(以下「裁判員法」といいます)が施行され、裁判員制度がスタートします。国民が裁判員に選任され […]
自殺は止められる 第4回 子ども達を死なせないために
碓井真史 心理学博士 青少年の死は、私たちに大きな衝撃を与えます。彼らは、重い病気でもなく、経済的に苦しいわけでもなく、家族がいて学校には先生や友人がいても、自殺します。児童生徒の自殺動機に関する文部科学省の調査でも、半 […]
文学ジャンル別聖書の読み方ガイド 第14回 福音書の解釈 (下)
関野祐二聖契神学校校長 ● 神の国理解○ 終わりの時代が始まった 聖書全巻、とりわけ福音書を解釈するうえで重要な枠組みは、「神の国」(Kingdom of God。天の御国、御国も同義語)という終末論的概念。主イエスの公 […]
福祉を通して地域に福音を 第4回 答えが見い出せなくても
佐々木炎 斎藤次郎さん(仮名)は六十歳代の要介護度2、一人暮らしです。三十歳で結婚し、二人の子どもを与えられましたが、家庭を顧みず三行半を突きつけられて離婚しました。その後は土建業や新聞配達などの仕事を転々とし、十年ほ […]
ずっこけ宣教道 第2回 モンゴル篇
松本望美北朝鮮宣教会所属 飛行機の窓から見える景色は、その国の代名詞ともいえる一面が草原だった。 夏のモンゴル、ウランバートル。 そこで、日本から派遣されている女性宣教師四人とお会いすることになっていた。スーツケースの […]
草ごよみ 4 ウマノアシガタ
上條滝子イラストレーター 春の日を浴びて草の丘に立つ。 広々と澄んだ青空を真っ白な綿雲がゆっくりと流れ、まぶしく日が降り注ぐ草はらをそよ風が渡って行く。揺れる青草の波間にキラキラと金色に輝く花があれば、きっとこの草の花 […]