草ごよみ 5 ムラサキツメクサ
上條滝子イラストレーター 薄紅色の小さな花がポンポン玉のように集まって咲く、かわいらしいこの花を河川敷の土手や原っぱで目にした人は多いと思う。 ヨーロッパ原産で明治初年に初めて牧草や緑肥用に栽培され始め、その後野生化し […]
時代を見る目 175 裁判員制度に臨んで<1>
クリスチャンは裁いてはいけない?
湊信明日本福音キリスト教会連合・キリスト教朝顔教会員 弁護士 いよいよ本年5月21日に「裁判員の参加する刑事裁判に関する法律」(以下「裁判員法」といいます)が施行され、裁判員制度がスタートします。国民が裁判員に選任され […]
自殺は止められる 第4回 子ども達を死なせないために
碓井真史 心理学博士 青少年の死は、私たちに大きな衝撃を与えます。彼らは、重い病気でもなく、経済的に苦しいわけでもなく、家族がいて学校には先生や友人がいても、自殺します。児童生徒の自殺動機に関する文部科学省の調査でも、半 […]
文学ジャンル別聖書の読み方ガイド 第14回 福音書の解釈 (下)
関野祐二聖契神学校校長 ● 神の国理解○ 終わりの時代が始まった 聖書全巻、とりわけ福音書を解釈するうえで重要な枠組みは、「神の国」(Kingdom of God。天の御国、御国も同義語)という終末論的概念。主イエスの公 […]
福祉を通して地域に福音を 第4回 答えが見い出せなくても
佐々木炎 斎藤次郎さん(仮名)は六十歳代の要介護度2、一人暮らしです。三十歳で結婚し、二人の子どもを与えられましたが、家庭を顧みず三行半を突きつけられて離婚しました。その後は土建業や新聞配達などの仕事を転々とし、十年ほ […]
ずっこけ宣教道 第2回 モンゴル篇
松本望美北朝鮮宣教会所属 飛行機の窓から見える景色は、その国の代名詞ともいえる一面が草原だった。 夏のモンゴル、ウランバートル。 そこで、日本から派遣されている女性宣教師四人とお会いすることになっていた。スーツケースの […]
草ごよみ 4 ウマノアシガタ
上條滝子イラストレーター 春の日を浴びて草の丘に立つ。 広々と澄んだ青空を真っ白な綿雲がゆっくりと流れ、まぶしく日が降り注ぐ草はらをそよ風が渡って行く。揺れる青草の波間にキラキラと金色に輝く花があれば、きっとこの草の花 […]
時代を見る目 174 牧師のメンタルヘルス (3)
牧会者の孤独へのケアという課題
堀 肇日本伝道福音教団・鶴瀬恵みキリスト教会牧師 ルーテル学院大学非常勤講師 こういうと驚かれる方もあるかもしれませんが、牧会者への牧会(パストラルケア)の中で最も留意しなくてはならないのは孤独・孤立を巡る心の問題です […]
ずっこけ宣教道 新連載 ロシア篇
松本望美北朝鮮宣教会所属 東シベリアに行ったことがある。 古着やらなんやらたくさん抱え、ロシアの某都市に到着したのだが、さすがに共産圏の香りがする殺伐と冷たい感じのする空港で、税関も愛想などない。 ある日、飛行機を乗り […]
自殺は止められる 第3回 ポッキリ折れる中高年男性
碓井真史 心理学博士 十年前は二万人ほどだった日本の年間自殺者が、三万八千人へと急増しています。その増加部分の多くが中高年男性です。自殺をした中高年の多くが、本人も気づかないまま、うつ病になっていたようです。うつ病にな […]
文学ジャンル別聖書の読み方ガイド 第13回 福音書の解釈 (中)
関野祐二聖契神学校校長 ● 二層の文脈(垂直に考える) 前回の復習になりますが、福音書にある主イエスの教えや出来事を読む際、御子イエスの文脈(地上生涯当時の状況)と福音書記者の文脈(初期教会の状況)、その両方を意識する必 […]
福祉を通して地域に福音を 第3回 傍らで寄り添うこと
佐々木炎 今回は、認知症になった六十代の女性との関わりから、私が教えられたことを分かち合いたいと思います。 彼女はご主人と二人暮らしで、ご主人に介護されています。しかし彼女は、お風呂に入ることを嫌がったり、トイレ介助を […]
草ごよみ 3 スミレ
上條滝子イラストレーター スミレの花のファンはきっと多いと思う。 なんと言っても小さく可憐な花は野草のなかでもひときわ印象的で魅力的だ。 日本種のスミレは人里から海浜地や深山まで生育場所が多様で種類も多く、私の持ってい […]