時代を見る眼279 [3]宗教改革500周年をこえて 最後は“ただ神にのみ栄光!”
神戸改革派神学校 校長 吉田 隆 私の学生時代に伝説になっていた教育者に、林竹二という先生(故人)がおられた。洗礼を受けていたそうだが、先生のご専門はソクラテス。著書に『若く美しくなったソクラテス』(1983年、田畑書店 […]
特集 児童文学と聖書の世界 『ライオンと魔女』と『雪の女王』から
C・S・ルイス研究家 法政大学兼任講師 堀いづみ 二年前の冬、北欧の北極圏の香水に出会いました。それは澄んでいると同時にどこか温かみのある香りがしました―橙色のベリーの実の微笑を思わせるような。 ところが、入れ物の箱には […]
ミニ特集 西郷さんは聖書を教えていた
クリスチャン新聞編集顧問 守部喜雅 二〇〇七年の暮れ、鹿児島市にある西郷南洲顕彰館で開かれていた「敬天愛人と聖書」展に、鹿児島市在住の川邉二夫氏(鹿児島バプテスト教会員)が来訪、実は、明治の初め、川邉家を訪れた西郷隆盛が […]
書評Books 宗教改革の大局を百ページ未満にまとめる小気味のよい一冊
日本同盟基督教団 和泉福音教会 主任牧師 青木義紀 『宗教改革の精神と日本のキリスト者』 中村 敏 著 A5判 1,500円+税 いのちのことば社 宗教改革は、多岐にわたる複雑な出来事です。これを正確に紹介し説明しようと […]
書評Books 神にあって、私たち一人ひとりが生かされ、輝くための説教集
日本ナザレン教団 札幌教会牧師 牧師 日本ナザレン教団 理事長 古川修二 『有能であるよりも、有益であることを』 小平牧生 著 B6判 950 円+税 いのちのことば社 厳しい時代の中だからこそ、「神のみことばのすばらし […]
書評Books イエスが説いた神の国の教えを、日常生活において生きるために
単立 シオンの群教会 牧師 吉川直美 『エクササイズⅡ―神の国の生き方を身につける』 ジェームズ・ブライアン・スミス 著 松本徳子 訳 四六判 2,300 円+税 いのちのことば社 二千年前に響きわたったイエスの「山上の […]
試聴CD 天国級のエンターテイメント
ミュージック・ミッショナリー 久米小百合 「天国へのロックンロール」 サルーキ= 全7曲 1,852円+税 販売元 ライフ・クリエイション TEL.03-5341-6927(48862) <収録曲> Get Ready/ […]
『歎異抄』と福音 第五回 『教行信証』と『キリスト教綱要』
親鸞には『教行信証』という主著があり、これはキリスト教では組織神学にあたるものだ。『キリスト教綱要』を著した宗教改革者ジャン・カルヴァンに似て、親鸞は年月をかけて自らの思想の組織化に挑み続けた人である。その苦闘の中から、 […]
聖書 新改訳2017 どう新しくなるのか? 〈最終回〉 新改訳としての連続性
『新改訳2017』が新改訳第三版からどう変わるのか、新約聖書から具体例を挙げて説明してきました。紙面に限りがあるのでほんの一部ですが、漢字、句読点、接続詞、文体、地名、人名など、さまざまな変更が加えられたことがお分かりい […]
私の信仰履歴書 最終回 主からお預かりした一生のお仕事
東京フリーメソジスト桜ヶ丘教会協力牧師 野田秀 八十五年余生かされてきた自分の生涯を振り返りながら、場所を超え、時をまたいで張り巡らされている神の摂理の不思議さを中心に記してまいりました。その間、数えきれな […]
あたたかい生命と温かいいのち 第十一回 今日から、みんなに優しくします
頬にあたる風が冷たくなると、クリスマスのことに思いを馳せます。私の場合、少し変わっているのは、同時に夏のキャンプのことも思い出してしまうことです。止揚学園では毎年滋賀県北小松の琵琶湖畔にある日本聖公会京都復活教会の研修所 […]
羊毛に関わる小さなお話 第12回 ほんものの光
羊毛フェルト作家 泉谷千賀子 冬の夜空に、星が瞬く頃になりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。 街の光が賑やかすぎて、星に気づかないこの頃です。人々は闇を消そうと電気をつけますが、電気を消したときにほんものの光が見える […]