時代を見る目 103 高齢化社会(3) 「老人たちはどうする」
野田 秀東京フリー・メソジスト 桜ヶ丘教会 牧師 新聞の片すみにあった「老人たちよ、どこへ行く。……若者たちよ、老人をどうする」ということばから、前回、教会の中での若者たちの高齢者に対する姿勢について書いた。今回は教会 […]
八木重吉に出会う その詩の純粋さに心をひかれて
八木重吉に出会う その詩の純粋さに心をひかれて 29歳という若さで妻のとみ、娘の桃子と息子の陽二を残し、天に逝った八木重吉。彼の詩は80年ほども前に作られたにもかかわらず、さびつくことなく現代人の渇いた心に潤いを与え続け […]
八木重吉に出会う 八木重吉を味わう
遠藤町子児童書作家 ふるさとの川よふるさとの川よよい音をたててながれているだろう(母上の白い足をひたすこともあるだろう) ふるさとの川 重吉を生んだふる里堺村は、町田市でも最西端の八王子市と神奈川県津久井郡との境界にあ […]
八木重吉に出会う 詩の素朴さを体感する
編集部 「日本一小さな記念館、文学館だけど、日本一大きな心を伝えている」。 八木重吉記念館を守ってきた重吉の甥、八木藤雄さんはしみじみと語り終えた。その言葉には、二十九歳で夭折した叔父に、また叔父の詩に対する思いが凝縮さ […]
八木重吉に出会う [コラム]私が好きな詩
藤川伴子単立MB大阪バイブルチャーチ会員 きれいな気持ちでいよう花のような気持ちでいよう報いをもとめまいいちばんうつくしくなっていよう 野の花や鈴蘭、白百合、水仙が好きな私。優しい色彩、花に似合う葉をつけ、ほのかな香り […]
八木重吉に出会う 八木重吉年譜
1989 2月9日。東京府南多摩郡堺村相原大戸(現代の東京都町田市相原町)に生まれる。 1912 14歳。神奈川県立鎌倉師範学校予科1年に入学 1917 19歳。鎌倉師範の本科第一部を卒業し、東京高等師範学校文科第3部英 […]
八木重吉に出会う 八木重吉 主な作品
八木重吉に出会う本フォレストブックス編詩/八木重吉 絵/松永禎郎 写真/小林 恵重吉の詩、伝記と資料、重吉夫人であった吉野登美子さん(故人)のインタビューや星野富弘さんの重吉への手紙などが収録された内容豊富な一冊。詩集だ […]
折々の言 17 隠れた所での祈り
工藤 信夫平安女学院大学教授 精神科医 一、祈りの冒険 祈りについてよく知られた聖書の御言葉「あなたは、祈るときには自分の奥まった部屋にはいりなさい。そして、戸をしめて、隠れた所におられるあなたの父に祈りなさい。そうす […]
クリスチャンは戦争をしてもよいか? 2 「平和ボケ」した平和主義ではなく
藤原 淳賀 東京基督教大学専任講師 ナイーブな平和論 私は平和主義(Pacifism)の伝統に立つ者だが、現在の日本の平和主義、また多くのキリスト者の平和主義とは立場を異にしている。彼らの平和主義にはシビア […]
ブック・レビュー 『創世記講録』
結城 晋次日本同盟基督教団 読谷聖書教会 牧師 「モーセによる福音書」の位置づけにわが意を得た はじめに、何にもまさって、『創世記講録』の執筆に至るご労に、敬意と謝辞とを申し挙げねばと思います。 本書は、830頁におよ […]
ブック・レビュー 『なぜ、「君が代」を弾かなければならないのですか』
中山 弘正ヤスクニの集いメンバー 明治学院大学教授 国旗国歌法が教員、生徒に襲いかかる。戦いは続く 国旗国歌法が1999年8月9日に強行成立して以後、公教育の現場でどれほどの人権蹂躙が行われているのか。本書はその現場で苦 […]
ブック・レビュー 『非キリスト教的思想入門』
山川 暁日本同盟基督教団 多摩聖書教会員記録文学作家 アメリカ人の思考に影響を与えているのは聖書の世界観ではない アメリカ人の96パーセントが神の存在を認めており、83パーセントがイエス・キリストを信じているといわれてい […]
ブック・レビュー 『マルコ福音書 講解説教 上・下』
岸 義紘JTJ宣教神学校 校長 霊感あふれるいのちの説教集 この講解説教集は本格的で読みごたえがあります。普通、耳で聞く語りの説教を原稿に起こすと、言葉も内容も薄くなりがちです。分かりやすさを考え聴衆の興味と集中をつなぐ […]