蒔かれた種が生かされることを信じて

オイコス計画実施レポート

 九州キリスト教会
  (佐賀県佐賀市鍋島町)  

   

トラクトといいますと、教会の教職者、或いは熱心な人々が自発的に
教会の周り或いは自分がすんでいるところの周りを配るイメージが
ありますが、九州キリスト教会は開拓してすぐ教会の全員が区域を
担当して、まず歩いていける距離、その次は東西南北に区域を分けて、
車で5分の距離、10分の距離という区域を分けて、このトラクトを
配布しました。

今回はコロナのために、いのちのことば社からの注意もありましたし、
対面伝道をしないで郵便ポストに入れるとかをほとんどしました。
そこから私たちがどのような恵みがあったのかといいますと、
まず
一つは、担当区域の事情が少しわかるようになりました。どのような
街か全然知らなかったのに、私たち一人一人がその家々のポストに
入れながら、街の雰囲気をよむことができました。

2つ目は、教職者あるいは教会に集える熱心な人だけではなく、教会の
全員が、信仰訓練のためにもトラクトを配りながら自分が何をやって
いるかに対して、使命感を感じるようになりました。

3つ目は、トラクト配るときに、家の人から「何をするの」という
声かけや、通り過ぎる人から、変な集団のように、異端のエホバの証人や
モルモン教、統一教会といったあのような群れのイメージを持って
いらっしゃる方からよくない言葉をかけられたこともありましたが、
それも喜んで、私たちが受け入れるようにイエス・キリストのために
「恥をかけられる」ということに対して、強くなりました。

4つ目は、まだ私たちが配布をしたトラクトを読んで、教会に来ましたと
いう人はまだいません。しかし、近所の人、少し離れたところのある人と
話しながら、「九州教会ですけど」とお声をかけたら、トラクトを読んだ
よと、そのような話を聞きました。そして教会の存在を知らせることが
できました。

このような4つの大きな恵みがありました。

もしかしたらそのまま新聞のチラシだと思ってゴミ箱に直行もあるかも
しれませんが、少し読んでくださったら、特にコロナ時代には人との対面
よりは、文書伝道がなかなか意味のあるもののように思われるところで、
どなたでも読んでくださったらまずは教会に対して、また根本的には神様
に対して、少しでも考えてくださるきっかけになるかなと期待しています。

今はこのように種を蒔きましたので、必ずこの種が、私の世代でもよいですし、
私たちの働きの次に、後継者代に実を結んだり、花が咲いたりすることを
期待しますから、私たちは無駄で、意味のない働きをしていることではない、
ということを皆で祈りながら確認しました。