世界の隅々にまで、1人も漏れなく、すべての作られたものに福音を延べ伝えなさい。
牧師 津脇 恩恵
涙とともに種を蒔く者は喜び叫びながら刈り取る。
種入れを抱え 泣きながら出ていく者は束を抱え、喜び叫びながら帰って来る。
(詩篇126篇5~6節)
2022年3月~7月上旬迄、宇部市藤山地区のトラクト配布をさせていただき、無事に終えることが
出来ました事を感謝します。
私共は小さな群れですが、今迄の経験から、「約5000世帯は大丈夫」と踏んでおりました。
しかし率先して働くべきはずの私自身が、この1~2年で、体の老化が進み、特に腰痛といった歩行に
欠かせない健康のダメージが出て来ました。痛みをこらえ、杖を突いて懸命に歩くのですが、
それでも腰が引きちぎられるような痛みに倒れこむように、何度も何度も休まなければ1歩も進めず、
一緒に組んでいただく協力者の姉妹にご迷惑をおかけしました。今では奉仕者の姉妹が中心となり、
私はゼンリンの地図にチェックして行く係になっています。ご奉仕くださった兄妹方に感謝します。
今の家の台所にはミレーの「種まく人」の絵と、私の書いた聖句詩篇126:5~6が添えられて、壁に
掛かっています。御言葉を思いながら、私たちの出来る事は、ほんのわずかですが、こうして主の
御言葉の種蒔きに用いていただけることを本当に嬉しく、感謝いたしました。今のところ、藤山地区
からの反応や、来会者はありませんが、主なる神様は、きっと良い時に実を結ばせ、収穫させて
くださるでしょう。
天国に帰って、見る事もあるかもしれません。
ハレルヤ!感謝します。主を崇めます。愛する主イエス様、尊い十字架による御救いをありがとう
ございます。今回のトラクト配布では、地域の人たちの温かみも多く感じることがありました。
配布中のあちこちで、栄養ドリンク剤をいただいたり、車の駐車場所を心配していただいたり、
何度も様子を見に来て、声をかけてくださったりする人々にお会いできました。また、あちこちに
墓地があるのですが、山の中の広い墓地の中に、ポツンポツンと点在する家は、「ゼンリンの地図」
がないと見逃してしまうでしょう。又、この道の先に家があるのかどうかも、地図があってこそ歩いて
行けます。藪の中の家、森の中の家もそうです。同じ市内でそれほど遠方とは思えないのですが、自分が
全く知らない場所があり、「もっと知らなければいけない」(自分の街なので)と反省したり、地図に
ついては先任たちの汗と努力を思ったり(感謝)、致しました。
こうして1軒、1軒、時間をかけても配布することによって、終わりの時代に、主が今は時を急いで
おられることも感じました。
「世界の隅々にまで、1人も漏れなく、すべての作られたものに福音を延べ伝えなさい。」(マルコ16:15) との御言葉を今更ながら思わされます。そしてこんなに小さな者にも、主が選び、
必要とされ、声をかけてくださったことを思い、感謝でいっぱいです。そして、1軒の重みを感じると
共に、渡井たちが主に忠実であるべきことも思わされました。感謝します。