『神の道』に真の神さまを伝えるために

インマヌエル清水キリスト教会
 (静岡県清水市)




                  牧師 清田智子

「神はそのような無知の時代を見過ごしておられましたが、今はどこででも、すべての 
人に悔い改めを命じておられます。」使徒の働き17:30
 
 昨年、春から初夏にかけてオイコス伝道に参加させていただき、教会の近隣にトラクトを
配布しました。
暑い夏を越えて秋からこの3月にかけては、配布地域を教会近隣から更に
拡大し、5,600枚を配布しました。

 場所は三保の松原で有名な三保半島と今年の大河ドラマで注目を浴びている徳川家康が安置
されているという久能山東照宮の麓の地域です。
三保の松原の近くには神社があり、神社から海に向かって「神の道」と言われる参道が
あります。

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              多くの観光客で賑わいますが、その道の両脇には日常の生活をしている多くの家がありました。
久能ではロープ―ウェイがあり、風景を楽しみながら参拝するようです。
観光地となっているその地の麓にも住む人々がいて、教会で待っているだけでは福音に触れる
ことはないだろうと思われる方々のところにトラクトを通して福音を届けました。

 礼拝後や週後半になされる会堂掃除の後などに、有志の方が残ってトラクトの裏に教会案内の
シール貼りをしました。歩くことは難しくてもこれならと複数の方が残り、遅くまで尊い奉仕が
なされましたので、配布はとてもスムーズにできました。
配布された一枚一枚にたましいを思う愛の手が加えられました。

 配布は基本的に月に1度日曜日の午後、出ていく伝道会として実施しました。ある人は1時間、
ある人は2時間、また3時間とそれぞれの体力や時間の都合に合わせて、また配布地域が重ならない
ように地図を見ながら打ち合わせて共に祈ってからのスタートでした。
お土産屋や食堂と参拝者を相手にして生業を立てている家もあれば、風除けの松林の側に家が点在
しているところ、また太平洋を前に山沿いに重なるように家が建つ集落もありました。
高齢化はこの地域にも押し寄せ、空き家が多くありました。残念でしたのは、学生向けのアパートが
沢山あったのですが、アパート全体に「チラシお断り」のシールが張られ、トラクトを入れることが
できなかったところが数多くあったことです。

教会近隣とは違って配布に時間がかかりましたが、気持ちの良い風と日差しに励まされつつ、予定
していた地域をほぼ全て配布することができました。
教会の近隣は何度も案内を配布しましたが、時間や労力を考えるとこの地域は新聞折込やタウン誌の
折込にゆだねていましたので、初めて訪れる家が沢山でした。
実際に住んでいる方々の地域に足を踏み入れ、ポストに一枚一枚祈りの込められたトラクトを配布
することは配布後の祈りに込められる力が違うと実感しています。
「今はどこででも、すべて人に悔い改めを命じておられる」神さまが、今も各家庭に配布された
トラクトを用いてくださるよう祈っています。