ローマ帝国の外れで興ったキリスト教が、なぜ世界宗教となり得たのか。激しい迫害を受けつつも、礼拝形式、信条、正典の成立など、キリスト教の基礎を形作った古代教会の歴史から、「異教社会」で「少数派」として生きる教会の姿を考える。