「もう一つの世界」からのささやき 信仰の境界地に住む人たちへ──
訳:山下章子
信仰生活に迷いを経験しているすべての人に贈る本
「人はすべて平等」ということばとは裏腹に「不条理」と「不遇」の生活を余儀なくされた人々。だが、その中には、周囲と後生の人たちを感動させる美しい生涯を送る人物がいる。丹念な取材と分析をもとに、「もう一つの世界」こそ、彼らが待ち望み、心の拠り所としていたことを明らかにする。
フィリップ・ヤンシー『クリスチャニティ・トゥデイ』誌の編集顧問を務め、同誌に記事やコラムを書いている。クリスチャニティ・トゥデイ社の出版物「ブックス・アンド・カルチャー」の共同編集議長でもある。
著書多数。全米ゴールドメダリオン受賞など、その著作は多くの読者に支持され、常に高い評価を得ている。
フィリップ・ヤンシーの著作【出版部から】
今置かれている現実の中で、神と人間との関係、信仰とは、人生とは何かを考えるきっかけを与えてくれる1冊です。
目に見える物理的な世界と目には見えない「もう一つの世界」永遠の霊的な世界。二つの狭間で悩み、苦闘しているクリスチャンにヤンシーは目に見えない世界を信じることが非常に困難な現実にありながらも実はすでにその「もう一つの世界」を示唆するものが、この世の中に与えられていることを語ります。フィリップ・ヤンシーの幅広い視点、物事を徹底的に検証して取り組む姿勢、何よりも人に対する温かい見方に多くのことを教えられます。
●訳者あとがきより↓
本書は原題は Rumors of Another Worldといいますが、最後の最後まで、このRumors という言葉の訳に頭を抱えました。直訳すると「噂」なのですが、日本語の「噂」にはゴシップのニュアンスが含まれます。しかし、ヤンシーは目に見えない世界の存在を示すものを、文学的なセンスをもってRumors と表現しているのでした。結局、出版部の方と相談の上、訳語を一つに限定せず、それぞれの文脈で自然になじむような訳語を当て、その際、「ルーマーズ」と振り仮名をつけることにしました。
ということで、ヤンシーのひねりのきいた文章を味わってください!!
- 【読者の声】ヤンシーにはいつも私の目にある多くのウロコを取り除いてもらっています。この度も、この世のものすべてをrumursとして見直すという素晴らしい方法を教えて頂き感謝しています。 (男性・牧師・29歳)
フィリップ・ヤンシー氏の著書・講演はこちら
発行日: | 2004年11月17日 |
ページ数: | 368 |
判型: | B6判 |
発行: | いのちのことば社 |
ISBN: | 978-4-264-02314-2 |
商品番号: | 6400 |
定価: | 2,200円(税込) |
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