五郎は生涯未完成 芸と病気とイエスさま

露の五郎兵衛

大師匠、激動の半生を語る!“福音の力”、感動の1冊!

上方落語協会の前会長、誇り高い大師匠が半生を語る。幼少時代の戦争体験から長い芸の道。大きな事故や病気で何回も命拾いする。帰り新参として一から出直した時も持ち前の「なにくそ負けるもんか」という思いでがんばった。上方落語協会の会長も務めた著者は、自分の人生を導いた背後にイエスさまがいたことを知る。涙と笑いの中に素直にぬくもりを持って語られる信仰告白であり、見事な福音人情噺となった。日本の伝統芸と福音との自然な融和に好感が持てる好著であり、またプレゼントにも最適の感動の1冊。

【目次】
推薦のことば 豊竹英大夫
はじめに 菅原 義久
第一章 芸が身を助けるほどの不幸せ
第二章 スカウトされて噺家に
第三章 奈落の底へ~帰り新参
第四章 襲 名
第五章 ごっこ遊び
第六章 娘がキリスト教に
第七章 三度目の命拾い
第八章 初めての教会
第九章 負けたら、あかん
あとがき

露の五郎兵衛さん〈上方落語協会相談役〉
つゆの ごろべえ 本名:明田川一郎。
1932年京都市生まれ。39年映画に子役で出演したのをきっかけに様々な芸能を経験する。47年二代目桂春団治に入門。68年桂春坊、小春団治を経て二代目露の五郎を襲名。05年には二世露の五郎兵衛を襲名。85年文化庁芸術祭賞を受賞。00年紫綬褒章を受章。大阪府知事表彰を受賞。ほかに大阪文化祭賞(69年)、大阪府民劇場奨励賞(73年)、大阪市民文化功労表彰(93年)、上方お笑い大賞審査員特別賞(94年)、西宮市民文化賞、兵庫県文化賞(95年)、を受賞。著書『なにわ橋づくし』『上方落語夜話』『上方落語のはなし』『なにわ歳時記』『露の五郎川柳句集』他。現在、上方落語協会相談役、日本脳卒中協会会員。

発行日:2005年04月10日
ページ数:176
判型:四六判
発行:いのちのことば社・マナブックス
ISBN:978-4-264-02349-4
商品番号:43221
定価:1,320円(税込)

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