「敵性宗教」として迫害された牧師一家、自らを「戦争犯罪人」とする元衛生兵、思い出の地を失った引き揚げ者―人々に多くの悲しみを負わせたあの「戦争」とは、なんだったのだろうか。戦後六十五年以上を経て語られた七つの証言から、今日における平和の意味を考える。