コリント人への手紙第2 (ソフトカバー)
訳:橋本昭夫
パウロの心と魂に深く触れ、信仰の養いと励ましを受ける。
著者のコリン・G・クルーズは、気鋭の新約学者であり、専門的な論文の他、牧師向けに新約聖書の基礎についての多くの優れた著作を著している。
使徒パウロの苦悩とキリストへの愛、弱いながらもなおパウロに叱咤激励されるコリントの人々……。コリントの教会の姿は、すべて他人事ではなく現代の教会の私たちの姿でもあります。ぜひ先に発売された第1の手紙と一緒に揃えることをオススメします。
聖書注解のスタンダードとして、世界中で確固たる地位を築いてきた本シリーズは、充実した内容はもちろん、初心者にも理解できる平易な記述が特徴。
都市コリントは当時のギリシアの商業都市。アテネの80キロ西に位置している。ローマ帝国の重要貿易路に位し、その海港を通じて世界の貿易が交流した。「東方と西方の罪悪が交差した有名な淫楽の都市」パウロは第2回伝道旅行の時、ここに一年半滞在し、アテネ学派のそばに最も大きい教会の1つを建設した。(ヘンリー・H・ハーレイ『聖書ハンドブック』p.548より)
◆ 訳者あとがきより
「この手紙はまた、使徒パウロの伝道者としての赤裸々な姿の現れであり、苦悩と喜び、恐れと信仰、憤りと懇願、規律と愛など、コリントの信者との交わりにおける使徒の内面の記録でもある。そしてそれらが錯綜する中でなお輝いているのは「信仰者」としてのパウロである。コリントの信者たちの多くの弱さ、それによって彼は幾度となく辛い思いをしたけれども、それをキリストの愛を知るゆえに担い、そして牧会者としての愛を貫いたパウロではあったが、その原動力はキリストの愛の迫りであった。パウロの手紙はすべて、彼の信仰のあかしの書であるという性格をもつが、この書にはそれが顕著な形で前面に出ていると言えよう。」
「クルーズの注解は、……言語のニュアンスを配慮しながら、また不詳のところはそれとして残し、込み入った論議も避けず、テキストそのものの深く豊かな意味を汲みとろうとしている。」
聖書注解のスタンダードとして、世界中で確固たる地位を築いてきた本シリーズは、充実した内容はもちろん、初心者にも理解できる平易な記述が特徴。原書は35年の歳月をかけて刊行され、世界的にも高い評価を受けている。一般信徒から牧師、研究者に至るまでを読者対象としている。
- ティンデル聖書注解の特徴第一級の聖書学者による執筆多年の研究の成果を踏まえた詳細な内容あらゆる聖書研究に役立つ高度な学問レベル解釈から適用まで説教づくりを丁寧にサポート信仰生活への適用を助ける霊的解釈も加味一般信徒にも理解しやすい明快な記述
発行日: | 2014年04月20日 |
ページ数: | 256頁 |
判型: | A5判 2段縦組 ソフトカバー |
発行: | いのちのことば社 |
ISBN: | 978-4-264-02276-3 |
商品番号: | 27859 |
定価: | 3,850円(税込) |
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