教会学校教師に、学びと励ましの場を CS教師セミナー東京・大阪
昨年のセミナーのようす。講師の大嶋重徳氏(上)と、ゲスト講師の松尾献氏(下左)
幼い頃にイエス様と出会い、主と共に歩む生涯を送る―それは、本当に幸いなことです。しかし、「子どもが教会に来なくなった」「教会学校(CS)は休止中」という教会が増えていることは、否定できない現実となっています。どのようにして次世代に福音を伝えるかは、教会の未来に関わる重要な課題です。
しかしこのような厳しい現実の中でも、子どもたちに福音を伝えたいと願うCS教師は決して減ってはいません。私どもCS成長センターは、長年にわたりさまざまな研修会を開いてきましたが、毎年春に開催しているセミナーは近年、申し込みが非常に多く、遠方からの参加者も増えています。講師やテーマによる面もあるでしょうが、子どもたちへの思い、使命感、学ぶことへの意欲が、一人一人の背中を押しているのだと思います。
こうして熱心に集まってくださる方々にどのような学びを提供できるだろうか、どんなテーマが今必要とされているだろうかと考えたとき、それは、毎週のCSで語るメッセージについてではないかと考えました。そこで昨年は、「子どもたちに届く説教を目指して」というテーマで、実践も含めた実際的なセミナーにしました。200名を超える参加者が一つの聖書箇所から黙想し、要点を整理し、発表し合う時間。参加者によるメッセージの実演と、講評の時間。実演した方々は生き生きと、「あの子に伝えたい福音」を語っていました。「自分にはない気づきをたくさん教えていただきました。明日からのメッセージに生かしていきたいです」といった声が多く寄せられ、手応えのあるセミナーとなりました。
今年も昨年と同様、大嶋重徳先生(キリスト者学生会総主事・鳩ヶ谷福音自由教会牧師)を講師に迎え、説教演習を交えながら学び、同労者と祈り合う機会となればと願っています。
(CS成長センター 佐藤祐子)