本誌8月号でレポートした、EHCベトナム宣教活動のためのオートバイの必要に対して、皆様からの献金が集まり、
2台目分として30万円をベトナムに送金しました。早速、ジョセフ総主事からメールが届きましたので紹介します。

EHC日本の祈りのメンバーの皆様へ

　このたびは、2台目のオートバイのための献金を送金くださり感謝します。早速、HONDAオートバイの販売店舗に行ったところ、今回はなんとお送りいただいた30万円で2台購入できることがわかりました。私たちの主なる神様と、日本の主にある友人の皆様に、重ねて感謝を申し上げます。
　この2台は、クチ県での宣教に用いさせていただきます。「クチ」とはベトナム語の呼び方で、現地に古くからあるモンクメール言語では「トンレ・スレ」または「スレ」と呼ばれ、「水田の川」を意味します。この地域は、ベトナム戦争中にベトコンの本部として造られた地下道「クチトンネル」で有名です。1967年以降のベトナム戦争中には、アメリカ軍の第269団空軍基地が設置され、現在は工業地域として知られています。人口は2010年時点で46万1,840人。土地の広さは435平方キロメートルあり、中心となる町はクチタウンと呼ばれています。　
　現在、クチ県では9名の献身者と6名のボランテイアスタッフが奉仕しています。2019年には4つのクライスト・グループ（決心者・求道者の集まり）と、6つの教会ができました。
　スタッフはこの地域に住み、すべての地域をカバーしたいと願っています。同時に、隣接するタイニン省にも伝道したいと祈っています。
　タイニン省に9つの宗教があります。人口116万9,165人のうち、約半数の41万5,920人がカオダイ教を信仰し、カトリックは4万5,992人、仏教は3万8,336人、イスラム教などが3,337人、プロテスタントは684人、平和主義仏教が236人です。このような中で私たちは、友人、隣人と協力しながら伝道しています。
　これからの目標は、さらに5つのクライスト・グループを作ること、新しい教会を2つ建設することです。購入した2台の新しいバイクを用いて、このクチ県とタイニン省に福音を伝えたいと願っています。日本の皆様のご協力を感謝します。　　

EHCベトナム　ジョセフ