世界のオイコス計画 ~5年目に向けて~

◆海外からの文書伝道レポートを紹介します

新国際総裁 タナー・ピーク氏より

 オイコス計画は福音を全世界・全世代の人たちに伝えることを目的に、2019年にスタートしました。その後、新型コロナウイルスが全世界に広がり、この計画を継続できるのかと疑いを抱いたり、最悪の事態さえ想像したりしました。しかし主は私たちの働きを支え続け、ある時は経済的にも大きな祝福を与えてくださいました。オイコス計画は5年目に入ろうとしていますが、これからも主が導いてくださると確信しています。
 働きに当たって大切なのは、数字だけではなく、あらゆる人に福音が届けられることです。神様に愛され、神様の目に尊い一人一人が、キリストに出会うことです。私たちは神様を見つめながら歩みましょう。計画を進める中で、危険に遭遇することや、経済的な困難を経験するかもしれません。しかし、オイコス計画は霊的なビジョンです。誠実なお方である主に信頼しましょう。そして、あらゆる人があらゆるところでイエス様に出会う姿を一緒に見ていきましょう。

オイコス計画進捗(2019年~2022年中期)
・オイコス計画に携わっている国の数:155か国
・全世界での総配布戸数:3億8,388万196戸
・他の伝道によるトラクト配布数:5億2,650万1,221件
・反応を示した人数:15億5,853万8,699人

各国のEHCからの証し

1. EHCウクライナより

 私たちはとても寒い日に、ホームレスと貧困層の人々にトラクトを配布しました。私たちはホームレスの人たちの中に、イエス様のお姿を見いだそうとしなければならないと思います。イエス様はおっしゃいました―「狐には穴があり、空の鳥には巣があるが、人の子には枕するところもありません」(マタイ8:20)。
 私たちは配布に出かける前、「なぜ、この働きをしているのだろうか」と自問することがあります。しかしあるEHCボランティアはこう答えています。「この働きを通し、人を愛することを学んでいます。ホームレスの人々に仕えることは、愛の学校です」
2. A国より

 ザーハは土着宗教の信仰が強い地域で育ち、祖父は地域の長老でした。ザーハはイエス様を求めて地域の教会に来て、たくさんの質問をしてきました。
 私は妻と共に彼女に会って話を聞き、福音のメッセージを伝えると、驚いたことに彼女はイエス様を救い主として受け入れました。一緒にお祈りした後、彼女は大きな喜びを体験し、こう言ったのです。「この喜びと救いを自分だけに閉じ込めてはおけません。皆に知らせたいです」。私たちは毎週彼女と会って、聖書の学びをしました。
 ところが、ザーハの兄アーバンが「もとの信仰に戻らなければ殺す」と彼女を脅しました。ザーハは屈せず、兄に神様の話をし続けました。その後アーバンも私たちと会って話し、神様を受け入れました。今、アーバンは友人たちに証しをしています。これこそ福音の力です。

3. EHCパプアニューギニアより
 私たちはコリという村を何度か訪問しました。部族の人たちが武装していた時、私たちが恐れていなかったので、彼らは驚いていました。私たちはイエス様が共にいてくださると感じていたのです。
 しばらく話す時が与えられると、彼らは武器を置き、イエス様に生涯を明け渡す決心をしました。その中の1人は宣教師になる決断をし、現在、弟子訓練コースに参加しています。 

 (国際EHCニュースレター2022年11月号より)

EHCアジアカンファレンス開催報告

 10月3日~6日、EHCアジアカンファレンスがタイの首都バンコクで行われました。2019年以降はコロナ禍により、オンラインでミーティングを行っていましたが、3年ぶりに対面での開催となりました。
 14か国からEHCスタッフが集まり、それぞれの国の働きについて報告し、互いのために祈る時をもちました。EHC日本はオイコス計画の現状報告と新しいトラクトの紹介などをしました。各国の状況によって伝道方法は異なりますが、福音を伝えるためにあらゆる方法を用いて全力を尽くしています。
 開催中は毎朝のディボーションで聖書のみことばから養われました。過去の経験によらず、神様が自分に何を求めておられるか知り、神様に聞くことが大切であると再確認しました。
 カンファレンス期間中、同じ働きを担う仲間と共に、みことばによって励まされ、熱い祈りをささげることができたことを感謝します。

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