いのちのことば社創立60周年を機に全国巡回を始めた移動販売車「ゴスペルボックス1号」は12年間の働きを終え、70周年記念事業として計画されていた「ゴスペルボックス70（2号）」が9月末に納車されました。たくさんの方々からの尊い献金によって導入されたことを心から感謝いたします。
ゴスペルボックスの働きは、私たちの文書伝道の原点。今から約70年前、戦後の荒廃した日本に福音を伝えようと来日した宣教師たちが日本人の識字率の高さに着目し、いのちのことば社を始めました。彼らはリヤカーを改造し、本箱を乗せて「福音車」と名づけて駅前に引いて行き、路傍伝道をしながら福音文書の販売をしました。今ではこの「福音車」の働きがゴスペルボックスに引き継がれています。
「ゴスペルボックス1号」は、この12年間で北海道から沖縄、鹿児島の離島など全国を巡回。延べ3,420教会を訪問しました。
新しいゴスペルボックスは外開式となっており、到着後、すぐにオープンできます。今まではセッティングと片付けに約1時間半かかっていましたが、大幅に短縮されたことで、今までは1日2か所だった巡回が、3か所可能となり、さらに多くの教会にお伺いできるようになりました。また、オートマ車となり、巡回スタッフの負担が軽減されました。
10月からスタートした巡回では、早速、初めての教会にもお伺いして、新たな出会いがありました。全国を巡回するこの働きのために引き続き祈り支えていただけましたら幸いです。
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2022年10月20日
三条福音キリスト教会（新潟県）
三条福音キリスト教会の販売中、田園風景の中に陽が沈む美しい瞬間に出合いました。
数年前まで周りは田んぼしかありませんでしたが、あちこちに新築住宅が建ち並び始めたそうです。残念なような、でも伝道のチャンスが生まれたような、複雑な思いで沈む夕日を見ていました。

2022年10月29日　CS教師セミナー（千葉県）
CS教師セミナー2022が千葉県市川市の山崎製パン総合クリエイションセンターにて対面で開催されました。質疑応答も活発に行われ、子どもたちがイエス様につながるようにと願う教師たちの切実な思いが伝わってきました。
玄関前には新しいゴスペルボックス2号も駆けつけました。来場された方々は、講師の著書をはじめ、信仰書やグッズ、クリスマス用品等、熱心にお買い物を楽しんでくださいました。

2022年11月12日
日本基督教団 紀南教会（和歌山県）
紀伊半島の南部、那智勝浦町で宣教に取り組んでおられる日本基督教団 紀南教会へ、ゴスペルボックスでは初めてお伺いしました。
2006年に文化庁登録有形文化財に指定され、建物は1925年に建築されたまま保存されています。土台はしっかりと固められ、礼拝堂内は大正時代の面影を残していました。漁師の街での宣教の厳しさ、その中での恵みの歴史を、夕日に輝く教会堂の前で静かに先生が語ってくださいました。