大きなアフリカの一つ一つの魂 EHC国際総裁 タナー・ピークより

EHCには大きな夢があります。良い知らせ、福音を地球上のすべての人に届けることです。まさに夢のようなことですが、文字どおり、真剣にこの働きに携わっています。しかし大きな夢であるからこそ危険があります。それは、一つの魂、一人の救いが大切であるということを忘れてしまう危険です。いつもイエス様の目で人々を見ることが大切です。
アフリカ大陸には51の国があります。それぞれが異なった言語、文化、習慣をもっています。その中でどのように働きをすればよいのでしょうか。それはその国、その地域に住み、コミュニティーの一員として生活する人々を通してするのです。そこに住む人にしか、その地域の働きを推進することはできないのです。彼らにとって住んでいる地域はふるさとです。彼らが必要や語るべきことを知っているのです。神様は全世界にEHCのリーダーを起こしてくださっています。どうぞ、続けてお祈りください。誰も福音から漏れることがないように。あらゆる場所の、あらゆる世代の、あらゆる人のために。

アフリカ大陸の12億890万人へ届けるために

ご存じですか? サハラ砂漠はアメリカ合衆国より大きいことを。アフリカ大陸には2,000以上の公用語があること(ナイジェリアだけでも500の土着言語がある)を。アフリカ大陸は最も若い大陸、人口の60%が25歳以下だということを。このようなアフリカにどのように福音を伝えるのでしょうか。その始まりは一人一人です。地域教会の人が、まず一人に伝道することからです。
カメルーンのEHCデイレクター、ローレントさんはこう語ります。「クリスチャンの心にある人々の魂の救いへの情熱、それがアフリカでの福音伝道の源となっています。」イエス様の愛が人々の心を満たし、それが全世界の救いへとつながっていくのです。

10代の母ジャニス

たとえばカーボベルデの島々はアフリカ大陸から遠く離れています。しかし、伝道のスピリットは同じです。私たちチームは、アウトリーチの時に、10代で母親になったジャニスに会いました。彼女は16歳で妊娠し、学校にも行けなくなりました。孤独な日々を過ごしていた時、 EHCのチームに出会ったのです。チームの人たちからの愛、またサポートに感銘を受け、続けて来てくださいとお願いされました。ジャニスにとって、チームのカウンセリング、また、福音のメッセージは欠かせないものとなったのです。そして魂を勝ち取ったのです。

リーダーへの伝道

アフリカの多くの地域では、地域のリーダーたちが大きな権力をもっています。そのため、そのリーダーが救いに導かれることが非常に重要です。その結果、地域全体が短い期間にクリスチャンの村となることも多くあります。カメルーンのミラミジビの首長がクリスチャンとなり、EHCのチームを村へ歓迎し、福音を伝えることができました。そして、たくさんのクライスト・グループができたのです。

農村地帯では夕方に

また、中央アフリカ共和国でも同じことが起こっています。農業に携わる人が多いため、集会は、夕方、彼らが畑から戻った後に行います。彼らにもイエス様の救いが必要です。そのため、彼らにとって最善の時間帯を選んでいるのです。大きなスクリーンで「ジーザス」を上映し、伝道しています。
またある日は、朝早くから18の地域教会から女性たちが集まり、アウトリーチの訓練を受けました。そして今度は彼らが病院、学校、家庭を訪問し伝道活動をしているのです。
アフリカの文化はおもてなしが上手です。それを用いて、女性たちはそれぞれのコミュニティーに仕え伝道しています。それぞれの文化、習慣を知っているからこそできる伝道活動です。皆様のお祈りとサポートを感謝いたします。