日本初! 日本未公開キリスト教映画をクラファンによって日本語版製作
「やり直しの力―マリガン―」DVD10月6日新発売
海外では、毎年一本はキリスト教映画が製作されていますが、残念ながら採算が合わないことから、日本では公開されない作品がたくさんあります。また、クリスチャン団体の多くは経済的な基盤も弱いため、日本語版を製作する余裕がないのが現状です。
そこで、皆様からクラウドファンディング(以下クラファン)を通してご支援いただき、一人でも多くの皆様に、良質のクリスチャン映画を日本語で観ていただこうという試みが「クリスチャン映画を成功させる会」(以下「成功させる会」)から提案され、ライフ・クリエイションも全面協力しました。
今回選択した映画の原題は「マリガン」。アメリカでは昨年公開されましたが、キリスト教色が全面に出ているために、限られた映画館でしか公開されませんでした。ですから日本の配給会社も手を挙げませんでした。そんな中、成功させる会と共に、今回のクラファンの共同提案者のメディア宣教団体TWR日本代表の笹木博貴氏からも、この映画の日本語化への強い要望がありました。
「人生は順風満帆ではありません。皆様の中には、日々自分の力こそが人生の道を開くものだという社会の中で、行き場をなくして苦しんでいる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。『人生にやり直しがあったら』と思う時もあります。映画『マリガン』はそのような方々にたくさんの『気づき』を与えてくれます。」
ストーリーはこうです。主人公のポールは、ビジネス一筋で取引先を海外にまで伸ばし、大きな成功を収めていましたが、それとは裏腹に家族関係は破綻し、妻と一人息子ジェイクとは別居中です。たまたまポールと一緒にプレイしたプロゴルファーが、そんな彼を心配してオールドプロ(老年のプロゴルファー)を紹介し、彼との月1回の個人レッスンが始まります。そして…。タイトルの「マリガン」とは、ゴルフで朝一番のティーショットをミスしても、もう一度打てる特別ルールです。この作品は、その「マリガン」をテーマにして、神様からのセカンドチャンス(やり直しの機会)があることを教えてくれる作品です。
この映画で、オールドプロを演じたパット・ブーンは、第30回記念ムービーガイド賞「Grace Award」を受賞しました。原作の書籍は、全世界で1300万部を売り上げたベストセラーで、邦訳は『マリガンという名の贈り物―人生を変える究極のルール』(ケン・ブランチャード著、創元社)です。本の帯には、ジャック・ニクラウス氏が、「あなたの心を温め、ゴルフの上達に役立ち、人生を一変させるストーリー」と推薦しています。ケン・ブランチャ―ド氏は、書籍『社員の力で最高のチームをつくる―1分間エンパワーメント』で、日本のビジネス界でも有名です。
こうして始めたクラファンは、プロゴルファー中嶋 常幸氏や、NGF Far East(米国ゴルフ財団)、極東代表の宮田万起子氏、神戸キリスト栄光教会菅原亘主管牧師などの皆様からの応援メッセージもあって、募集終了期日5日前には、目標の300万円に達することができました。そこで、当初の予算は日本語字幕版製作のみだったのですが、信仰を持ってネクストゴールとして「吹替版製作」を目標に、最終目標を500万円とさせていただきました。
しかし、プロジェクト終了の結果は350万円ほどで、ネクストゴールには届きませんでした。吹替版は神様のみこころではなかったようだと諦めかかったとき、ある方より、日本語吹替版の製作に使ってほしいと、不足分を満たす多額のご支援をいただきました。その結果、支援総額5,555,000円(ネクストゴール達成)、支援者256名となり、吹替版も製作できるようになったのです。皆様のご支援と主に心から感謝します。タイトルは、これまでライフ・クリエイションが映画宣伝協力してきた「祈りの力」「赦しの力」に合わせて、「やり直しの力―マリガン―」としました。この映画を通して、人生はイエス・キリストによってやり直しができることを伝えたいと切に願っています。