戦争と平和を考える

8月は日本にとって、戦争の記憶を確認し、平和を祈念する時期です。弊社でも、戦争と平和に関する本を発行しています。今回は既刊、新刊から各1冊をご紹介します。
今夏発行されたのが『聖書と戦争』です。旧約聖書には、戦争や争いの記述があちこちに出てくるため、「聖書の神は好戦的」との批判を受けることもあります。新約聖書に流れる平和を作る者としてのキリスト者はどう回答するのか…。本書はこの問題に真正面から取り組んでいます。

既刊からは、『神様のファインダー』をご紹介します。第二次世界大戦直後の日本で、アメリカの従軍カメラマンだったジョー・オダネル氏は、休日に日本の人々や風景を撮影していました。その中に、戦争の悲惨さを映した写真として世界的に有名になった「焼き場に立つ少年」もありました。本書にはオダネル氏と写真の出合いや、戦争写真の公開に踏み切った思いが、妻の手でまとめられています。
その他、いのちのことば社では戦争と教会の在り方を検証する本など、多数発行していますので、ぜひお用いください。

■『聖書と戦争』
ピーター・C・クレイギ 著/村田充八 訳
B6判 256頁 2,200円(税込)

■『神様のファインダー』
写真 ジョー・オダネル 編著 坂井貴美子
A5判 190頁 1,650円(税込)