聖書の世界の臨場感が味わえる!『地図で学ぶ 聖書の歴史』刊行

『地図で学ぶ 聖書の歴史』
ポール・ローレンス 著
232×300mm 190頁 
3,960円(税込)
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「はじめに神が天と地を創造された」(創世1:1)。このことばで始まる聖書は、それ以降の、実に数千年に及ぶ歴史を扱った壮大な書物といえます。そのうえ出来事の舞台となる地域も、古代のメソポタミアから紀元後の地中海世界まで、実に幅広いものです。その時その場所で語られた神のことばを、現代の日本に暮らす私たちはどのように読んでいるでしょうか。

旧新約聖書に登場するイスラエルの地名を1つの地図に集約

今秋、聖書をさらに深く理解し、味わうことのできる良書『地図で学ぶ 聖書の歴史』が刊行されます。本書は聖書を一次資料としながら、聖書外の歴史資料や考古学的発見にも基づきつつ、聖書に記された物語を順を追って概観していきます。天地創造、族長時代、出エジプト、イスラエル王国の盛衰、捕囚と帰還。そして、イエスや使徒の時代とその背景にある地中海・ローマ世界。また、中間時代のユダヤ人の歴史や、紀元70年前後のユダヤ戦争(エルサレム陥落)のいきさつなど、聖書に直接記されずとも重要な歴史が簡潔にまとまっています。そして、何といっても最大の特徴は、大きな版面に年表、地図、写真、イラスト等の視覚的資料が豊富に掲載されていることです。カナンの地理的特徴、周辺諸国との関わり、ローマの市内地図やエペソの町の復元図など、聖書の舞台をより多角的に、イメージを膨らませつつ捉えることのできる図版が満載です。聖書が実際の歴史の書物であること、そして、今も世界中の人々にインパクトを与え続けている神のことばであることを実感できる、おすすめの1冊です。

建物の構造や建築の背景を徹底解剖(「ヘロデ大王による神殿の再建」より)