いのちのことば社創立70周年 宣教事業計画 移動書店 ゴスペルボックス2号導入へ

1,000万円の必要のためお祈りとご支援を!

ゴスペルボックス2号のイメージ

「福音車」は私たちの文書伝道の原点 

70年前、戦後の荒廃した日本に福音を伝えようと来日した宣教師たちがいました。その中である宣教師たちは、日本人の識字率の高さに着目し、文書伝道を始めました。そうして誕生したのがいのちのことば社です。彼らはリヤカーを改造し、本箱を乗せて「福音車」(写真下)と名づけて駅前に引いて行き、賛美とメッセージを語り、トラクトを配り、そして本を売りました。また、教会を訪問し、書籍を販売しました。これが私たちの原点の一つであり、今も受け継がれている「いのちのことば社の文書伝道」の方式です。

2010年、創立60周年の記念事業の一つとして、この「福音車」の精神を受け継ぐ21世紀の移動キリスト教書店「ゴスペルボックス」の運行が始まりました。それから10年、北は北海道から南は沖縄の離島までの巡回を繰り返しています。これまでの総走行距離は243,548km。訪ねた教会数は延べ3,161教会(2020年2月末)に上ります。

キリスト教書店のない地域の教会では喜ばれ、訪問を心待ちにし、スタッフの宿泊まで受け入れてくださる教会もあります。スタッフも、単に販売だけをするのではなく、文書伝道者として礼拝・祈祷会で(あか)しや文書伝道の勧めをさせていただいています。

しかし一方で、北海道、九州・沖縄は東京の本社からは遠隔地のため、高速料金、燃料代がかさみます。1か月以上の巡回日程ですので、交代のスタッフを1週間~10日間ごとに派遣します。そのたびに出張経費が必要です。とても販売経費だけでは採算が取れません。多くの教会・クリスチャンの方々による尊い献金で支えられているのです。­

そのような中、そろそろ1台目のゴスペルボックスも、交代の時期が迫っています。そこで創立70周年を機に、2台目となる「ゴスペルボックス2号」の導入を計画しています。1台目は、車内に本棚を置き、利用者に車内に入っていただく構造にしましたが、教会に到着してから商品を陳列し整えるまでに30分以上の準備時間が必要でした。荒天で、教会堂内に商品を運び込む場合は、さらに時間を要しました。そこで2台目は、到着後すぐに扉を開ければ、書棚になっている構造にし、準備のための時間とスタッフの労力の削減が可能な構造にします。また、小雨程度ならば駐車場でそのまま開店できる構造にする計画です。

このゴスペルボックス2号の導入のための初期費用として、1,000万円の予算(車両費400万円、改造費600万円)を立て、いのちのことば社創立70周年記念の宣教事業計画の一つとしました。これからも、日本全国の教会・クリスチャンの方々に、福音文書を手に取り、購入する機会を提供し続けたいとの情熱をもったスタッフのために、ゴスペルボックスによる文書伝道の働きの継続と推進のために、お祈りとともに、献金によるご支援を頂けたら幸いです。

■献金先口座:郵便振替: 00170-8-10387 いのちのことば宣教団
※備考欄に「70周年ゴスペルボックスのため」とご記入下さい。

リヤカーを改造した福音車(1952年頃)

ゴスペルボックス号の販売準備