イースター特集 いのちが輝く聖書の死生観
「死」の先には何がある? いつかは死ぬと定められている人間にとって「生」の意味とはなんだろう? 人は誰もが自分の「死生観」に沿って生きている。そして恐れから「死」を避けたり、逆に苦難から逃れる道と捉え、時に自死を選んだりも。では人は、「死」の前におびえるか、解放を求めて命を投げ出すしかできないのだろうか? 聖書はその解決があると語る。しかもそれは死後だけではなく、今を生きるいのちを輝かせるもの。聖書の語る「いのちが輝く死生観」を考える。
旬人彩人
革の人も変化していくのが「味」
ハンドメイド革製品ショップ兼工房「Before Dark」店主
笠井一輝(かさい・かずき)さん
「革はいちばん人に近い素材ではないかと思うんです」
宝塚歌劇で知られる兵庫県宝塚市。阪急電鉄の終点・宝塚駅から一つ手前に「清荒神」という小さな駅がある。ここは「清荒神清澄寺」へと続く約一・五キロメートルの参道の玄関口。正月ともなれば多くの初詣客で賑わうが、普段は「なつかしの参拝行路」といったのんびりした風情が漂う。
この参道沿いに一軒の工房がある。革製品の製造・販売を手がける「Before Dark」だ。
あしあと
放浪の先に出合った神の器としての生き方
スイス日本語福音キリスト教会/スイスブルーリボンの祈り会代表、リトグラフアーティスト
松林 幸二郎
生きる意味がわからず、世界放浪の旅に出た青年は、英国で運命的な出会いを果たす。生涯の伴侶、そして自己を神の器としてささげるというキリスト者としての生き方。やがてスイスの地で、心身に重い障がいをもつ方々の施設で働く中で、アーティストとしての素質を見いだされ、アート・セラピストとなった。