2020年5月号
ローマ人への手紙(1)
1.著者
この手紙の著者はパウロであると名乗っている(1:1)。確かにパウロ以外の者にはふさわしくない書き方をしているところが何か所か見られる(11:13、15:15-20等)。この手紙をパウロが書いたことを疑う者はいない。
パウロはキリキアのタルソ生まれのユダヤ人で、同時に生来のローマ市民権をもっていた。ユダヤ名をサウロという。生地タルソは当時、アンティオキアやアレクサンドリアと並ぶ学術都市で、パウロはそこでユダヤ人としての教育(律法や天幕作りの技術の修得)ばかりでなく、ヘレニズム(ギリシア)文化にも触れたと思われる。
(本文より)
聖書通読
出エジプト、ローマ
1日、 4~8日、11〜15日
18〜22日、25〜29日
聖書の学び&メッセージ
祈り
2〜3日、9~10日、16〜17日
23~24日、 30~31日
●聖書日課執筆者(5月号)
宗田 信一(日本同盟基督教団総主事)
橋本 昭夫(神戸ルーテル神学校教授)
田村 将(日本同盟基督教団 朝霞聖書教会牧師・聖書神学舎 教師)
横田 真理恵(日本福音自由教会協議会 東大宮福音自由教会副牧師)
川井 高雄(日本バプテスト連盟 松本蟻ヶ崎キリスト教会牧師)
白井 仁(日本長老教会 満濃キリスト教会牧師)
横田 俊樹(日本長老教会 所沢聖書教会牧師)
中台 孝雄(日本長老教会 希望キリスト教会牧師)