2023年1月号
コロサイ人への手紙、詩篇(1)
1.著者
著者がパウロであることは、この手紙の中に3度示されている(1:1、23、4:18)。
2.執筆年代、場所
この手紙は、エペソ人への手紙、ピリピ人への手紙、ピレモンへの手紙と同様に、パウロの獄中生活の間に書かれた(4:10参照)。この「獄中」とは、紀元61年頃、ローマで軟禁状態にあった時(使徒28:16、30)という説が最有力である。
3.執筆事情
パウロは第3回伝道旅行のさなかに約3年エペソにとどまり、伝道に当たった(使徒19章)。この時、コロサイを含む近隣の小アジアの町々にも、伝道の成果が波及していった。そのパウロがエペソを去って後、コロサイの教会には、ユダヤ教やギリシア哲学に影響された、異端的な教えが入ってきた。
(本文より)
聖書通読
コロサイ、詩篇
2〜6日、9〜13日、16〜20日
23〜27日、30〜31日
聖書の学び&メッセージ
捕囚と帰還
1日、7〜8日、14〜15日
21〜22日、28〜29日
●聖書日課執筆者(12月号〜3月号)
稲葉 禮野(日本バプテスト教会連合 鳴滝キリスト教会牧師)
井上 義実(日本イエス・キリスト教団 荻窪栄光教会主管牧師)
蔦田 直毅(イムマヌエル綜合伝道団 浜松キリスト教会牧師)
黒木 昭江(同盟福音基督教会 名古屋キリスト教会牧師)
田村 将(日本同盟基督教団 朝霞聖書教会牧師・聖書神学舎 教師)
中台 孝雄(日本長老教会 希望キリスト教会牧師)