2021年9月号
歴代誌第1、第2(3)
4.成立過程
著者はこの書物を著すに当たり、多くの資料を用いている。Ⅰ歴代では「予見者サムエルの働き」「預言者ナタンの働き」「先見者ガドの働き」(29:29)、Ⅱ歴代では「預言者シェマヤと先見者イドの働き」(12:15)、「ユダとイスラエルの王の書」(16:11ほか)、「イスラエルの王の書」(20:34ほか)、「ハナニの子エフーの働き」(20:34)、「ホザイの働き」(33:19)、「王の書の注解」(24:27)、「イスラエルとユダの王の書」(27:7ほか)、「アモツの子、預言者イザヤの幻」(32:32)など、さまざまの異なった資料に言及している。Ⅰ歴代1-9章の系図は、創世記をはじめ幾つかの書を用いたことをうかがわせる。
上記のような資料を基に、エズラが本書をまとめたとすれば、執筆は紀元前440年頃行われたことになる。
(本文より)
聖書通読
歴代誌第1、第2(3)
ヤコブの手紙、エズラ記
聖書の学び&メッセージ
士師の時代
●聖書日課執筆者(9月号〜12月号)
高橋 博(世界福音伝道会 草津キリスト教会牧師)
喜多 真理恵(日本福音自由教会協議会 浦和福音自由教会)
森川 直子(日本同盟基督教団 いずみ教会牧師)
神田 唯志(日本福音キリスト教会連合 武蔵台キリスト福音教会牧師)
下川 友也(日本同盟基督教団 五十嵐キリスト教会牧師)
大竹 護(日本長老教会 四日市キリスト教会牧師)
中台 孝雄(日本長老教会 希望キリスト教会牧師)