特集:サバティカル 人生の「夏休み」いかがでしょうか

「サバティカル」とは、長期間勤務者に与えられる使途に制限のない長期休暇のこと。創造の七日目を安息日とするラテン語、《sabbaticus》に由来したネーミングで、ワーク・ライフ・バランスを重視する欧州の企業や教会で取り入れるところが増えている。近年は日本でも、一部のミッション系大学や外資系企業で採用するところが出てきた。しかし休むことに罪悪感を感じる「真面目な」国民性ゆえか、普及にはまだ程遠い。実際、サバティカルにはどんな効果があるのだろう? 人や企業、教会の営みに、実は必須かもしれないサバティカルについて考えてみよう。