2021年03月号
あれから10 年 コロナ禍で振り返る3.11
未曾有の大災害、東日本大震災から十年が経った。今なお、復興が進まぬ地域もあり、原発の問題は解決されぬまま、再稼働の動きもある。3.11は何を明らかにし、私たちはそこから何を学んだのだろう。そして今また、コロナ禍という困難な時代を生きる私たちに、何を語りかけているのだろう。現地の「今」に耳を傾けるとともに、私たちが進むべき道を探りたい。
あの被災者は今 としまや月浜の湯・渡辺十九夜〔3〕、被災者と共に生きる ラーメン楓・熊田真介〔6〕、流浪の民となったあの日から10 年 佐藤将司〔8〕、問われる復興と支援のあり方 岩村義雄〔11〕、今日からできる個人・教会の災害支援〔13〕、脱原発問題に取り組む 金本友孝〔14〕、震災関連書籍〔17〕、慰めに満ちた神の民として 佐々木真輝〔18〕
神戸バイブルフェローシップ会員 久保田智哉さん Cheryl Cheeさん
人と会わずに仕事がしたい! 東京暮らしのストレスに耐えかねて四国移住を計画したデザイナー夫妻は、下見の旅の途中、高速道路で通過するだけのはずだった淡路島に「ええ! 人が住んでるの!」と驚き、「めっちゃイイとこだ!」と感動し、その日のうちに移住を決定。それから五年。なぜか古民家を自分たちで建て直し、人気の民泊施設に大改造してしまった二人。人生を変えたのは、神の約束を子どものように信じる信仰だった。
声楽家(バリトン) ピアニスト 時田 直也
「目が見えないことは不便ですが、不幸ではありません」。そう語りながら、子どもから大人に至るまで、ユーモアを交え、全国で希望を奏で続けている全盲の声楽家・ピアニスト、時田直也さん。その原点には父のことば、そして聖書のことばがあった。
- 22科学で探る“神の業”柳沢正史
- 24ほんとの私を抱きしめる 豊田かな
- 26焚き火相談室大頭眞一
- 29方言聖句 福島篇齋藤 篤
- 30眠る前のホッと一息 ベッドタイムストーリー小松原宏子
- 38ハネダくんの疑問 羽田 探
- 40明日への深呼吸 関根一夫
- 42もっと! 喫茶ホーリー かめおかあきこ
- 44海外の日本人教会レポート セブ日本語バプテスト教会
- 47この町この教会日本聖契 前橋聖契キリスト教会
- 50聖書1/66巻あらまし エペソ 鎌野直人
- 60聖書日課 弱さと闇を照らす光 中村穣
- 64話題の情報アリシアの森
- 65ブルーリボン・レポート
- 66文芸 旅人の詩/短歌/俳句
- 70クロスワード
- 71新刊 ちょっとさわり読み『小説 パウロ』
- 72もぎたてぶどう倶楽部 お便り・BOOK
- 76定期購読・本誌の表記のご案内
- 78編集室便り
- 80愛のプリズム伝道
- 01誌上ヒトリコテンホンダマモル
- ホンダマモル:1973年、埼玉県生まれ。画家。原市場聖書教会員。展示会「ヒトリコテン」を開催し作品を発表。デザイナーとしてさまざまなメディアにアートワークを提供。https://www.blackfrogs.net
[今月の表紙]
岩手県陸前高田市。朝日を背に浮かぶシルエットは、“奇跡の一本松”。3.11の時、津波は高田松原に生い茂る7万本の松をなぎ倒し、この木だけが倒れずに残った。その後、枯死したもののレプリカが制作され、今も復興のシンボルとして親しまれている。