2022年10月号
帰ってきたご当地特集 栃木キリスト教の旅
読者の皆様、「ご当地特集」が久しぶりに帰ってまいりました! 今回訪れたのは栃木県です。知る人ぞ知るキリスト教の歴史や遺跡、信仰が息づく学校や元気な教会、輝いているクリスチャン企業などなど、現地レポートと共にご紹介します。さあ、コロナ禍、どこにも行けなかった人たちも、栃木の地で今も昔も働きを続ける神に思いを馳せる、旅に出ましょう。
教会を建て上げ、DVに苦しむ人々を救済
NPO法人 女性・人権支援センター ステップ理事長
栗原加代美さん
コロナ禍以降、DV(ドメスティック・バイオレンス)が急増している。警察へのDV相談件数は、昨年一年間で八万三千件に上り、過去最高となった。それに伴って被害者を保護するシェルターだけでなく、注目を集めているのが、加害者の更生プログラムだ。栗原加代美さんは、その活動の先駆者の一人として奮闘している。
六十歳から「貧しい人々のため農園を」一粒の麦となった人
スペイン・バスク地方「nana農園」経営
日本ホーリネス教団岬教会に通った
池口 温子(故人)
子どもの教育、義家族の介護を心をこめて終えた後、六十歳から目指した新たな夢。それは異国の地での農園経営だった。貧しい人々のために、人生をささげ、神と共に生きた一人の女性の人生。(記・佐藤仁美(日本ホーリネス教団隠退牧師))
- 22心の窓を開いて堀 肇
- 23方言聖句 広島篇堀川 寛
- 24今日も新しい私に袖を通す 豊田かな
- 26ぼくを忘れていくきみと吉田晋悟
- 28聖書再発見大坂太郎
- 30焚き火相談室大頭眞一・岩上敬人
- 33かたわらに、君が横山早紀子
- 38英国からの紅茶便り 山形優子フットマン
- 40聖書とほほ人物伝 永田信昭&しろつあすか
- 42もっと! 喫茶ホーリー かめおかあきこ
- 48明日への深呼吸 フォト散歩編 関根一夫
- 49話題の情報フルーティスト紫園 香デビュー40周年
- 50聖書1/66巻あらまし 使徒 山﨑ランサム和彦
- 58ヨハネの福音書365の黙想と祈り篠原 明
- 65ブルーリボン・レポート
- 66文芸 旅人の詩/短歌/俳句
- 70クロスワード
- 72もぎたてぶどう倶楽部 お便り・BOOK
- 76定期購読・本誌の表記のご案内
- 78編集室便り
- 80愛のプリズム伝道
- 01誌上ヒトリコテンホンダマモル
- ホンダマモル:1973年、埼玉県生まれ。画家。原市場聖書教会員。展示会「ヒトリコテン」を開催し作品を発表。デザイナーとしてさまざまなメディアにアートワークを提供。https://www.blackfrogs.net
- 本誌掲載の価格表記は全て税込(10%)です。
栃木県は世界遺産・日光東照宮をはじめ、いろは坂や華厳ノ滝、中禅寺湖、戦場ヶ原…等々、国内有数の観光名所が目白押し。表紙は那須岳の主峰茶臼岳(標高1,915m)。9合目まではロープウェイもあるので、登山未経験者でも雄大な景色を楽しめる。
2022年 11月号 次号予告
特集 この不幸は何の「因果」でしょうか?
今の不幸は先祖の因縁によるなどと不安を煽り、祝福のためと称して多額の献金を強要してきた新興宗教。その信者の子どもが起こした大事件は、社会に衝撃を与えた。ただ、「不幸」を前にしたとき、自分の行いや関係者に原因を探そうとする傾向は誰にでもあり、心理的な罠にはまるのも人ごとではない。イエスは盲人が見えないのは、「この人が罪を犯したのではなく、両親でもありません」と語った。「不幸」の捉え方について、聖書から改めて考えてみよう。