2019年04月号
特集
希望あふれる「死」を迎えたい
一般的に言って、「死」は忌まわしく、絶望のイメージしかない。死期が迫るとき、人は慣れ親しんだすべてのものから引き離される寂しさと、未知の世界へ無理やり押し出される不安に襲われることだろう。しかし、聖書の語る「死」は違う。キリストの十字架の下で迎える死は、すべての労苦からの解放の時であり、新天新地へ近づく通過点…。そう、喜びの時となるのだ!
希望あふれる死6「世界でいちばん陽気な墓」に鑑みて アマリア・ネクラエシュ〔4〕、教会員みんなで支える人生の最終章 岸本みくに〔8〕、或るキリスト者の旅立ち 飯島ルツ〔12〕、書籍の紹介〔14〕、聖句が伝える「希望ある死」〔16〕、日本人の死生観、聖書の死生観 大和昌平〔19〕
旬人彩人
ウィルライフ(株)社長 増田進弘
環境に優しい段ボール棺で注目 いま日本の年間死亡者数は約百四十万人。二〇二五年には百六十万人になると推計され、「多死社会」に突入したと言われる。そうした中で、葬儀の在り方も、無宗教型が増えるなど、変革の波がやってきている。増田進(ゆき)弘(ひろ)さんが提供する、トライウォール(強化段ボール)の棺(ひつぎ)もそんな時代を象徴する商品の一つだ。
あしあと
洋画家 サイトウヤスヒロ
「今生きておられる方に目を留め、ほめたたえること」。それが、画家として自分がなすべきことだという。彼の作品に共通する深く神秘的な藍の色は、神様の懐に静まって絵筆を執ることから生まれてきた色彩なのだろうか…。
連載
- 28方言聖句 津軽篇鎌田 新
- 29この町この教会日本ナザレン教団 千葉キリスト教会
- 32教会津々浦々福島県・広島県
- 33 雨の日も晴れの日も 内田道代・芳賀真理子
- 36人生ー人として生まれ、人として生きる柏木哲夫
- 42マンガ そろもんの花 青山むぎ
- 49新連載 今は幸せ、保護犬メイちゃん 横山早紀子
- 54風音雨間(ぷねうま)編集部
- 55土と聖書で“生き直し” 木崎智之
- 56話題の情報映画「幸せなラザロ」
- 57バオバブの大地から 清水担・いずみ
- 58ルカが語る福音の物語 山﨑ランサム和彦
- 66文芸 旅人の詩/短歌/俳句
- 70クロスワード
- 72もぎたてぶどう倶楽部 お便り・BOOK
- 75ブルーリボン・レポート
- 76今月のみことば一句 銘形秀則
- 78編集室便り
- 80愛のプリズム伝道
- 01誌上ヒトリコテンホンダマモル
- ホンダマモル:1973年、埼玉県生まれ。画家。原市場聖書教会員。展示会「ヒトリコテン」を開催し作品を発表。デザイナーとしてさまざまなメディアにアートワークを提供。https://www.blackfrogs.net
今月の表紙
驚くほどカラフルなサプンツァ村の「陽気な墓」。始めたのは村の一人の彫刻家らしいが、誕生の背景に、この地ならではのさまざまな要因がうかがえる。①国教がルーマニア正教②林業が盛んで、木工文化も繁栄。とどめは③ラテン系民族であること。