百万人の福音 聖書に学ぶ生き方マガジン

2022年04月号

特集

イースター特集 いのちが輝く聖書の死生観

「死」の先には何がある? いつかは死ぬと定められている人間にとって「生」の意味とはなんだろう? 人は誰もが自分の「死生観」に沿って生きている。そして恐れから「死」を避けたり、逆に苦難から逃れる道と捉え、時に自死を選んだりも。では人は、「死」の前におびえるか、解放を求めて命を投げ出すしかできないのだろうか? 聖書はその解決があると語る。しかもそれは死後だけではなく、今を生きるいのちを輝かせるもの。聖書の語る「いのちが輝く死生観」を考える。

旬人彩人

革も人も変化していくのが「味」

ハンドメイド革製品ショップ兼工房「Before Dark」店主
笠井一輝(かさい・かずき)さん

「革はいちばん人に近い素材ではないかと思うんです」
宝塚歌劇で知られる兵庫県宝塚市。阪急電鉄の終点・宝塚駅から一つ手前に「清荒神」という小さな駅がある。ここは「清荒神清澄寺」へと続く約一・五キロメートルの参道の玄関口。正月ともなれば多くの初詣客で賑わうが、普段は「なつかしの参拝行路」といったのんびりした風情が漂う。
この参道沿いに一軒の工房がある。革製品の製造・販売を手がける「Before Dark」だ。

あしあと

放浪の先に出合った神の器としての生き方

スイス日本語福音キリスト教会/スイスブルーリボンの祈り会代表、リトグラフアーティスト
松林 幸二郎さん

生きる意味がわからず、世界放浪の旅に出た青年は、英国で運命的な出会いを果たす。生涯の伴侶、そして自己を神の器としてささげるというキリスト者としての生き方。やがてスイスの地で、心身に重い障がいをもつ方々の施設で働く中で、アーティストとしての素質を見いだされ、アート・セラピストとなった。

連載
  • 23心の窓を開いて堀 肇
  • 24今日も新しい私に袖を通す 豊田かな
  • 26ぼくを忘れていくきみと吉田晋悟
  • 28聖書再発見大坂太郎
  • 30焚き火相談室大頭眞一・坂岡隆司
  • 33かたわらに、君が広路和夫
  • 38英国からの紅茶便り 山形優子フットマン
  • 40聖書とほほ人物伝 永田信昭&しろつあすか
  • 42もっと! 喫茶ホーリー かめおかあきこ
  • 46明日への深呼吸 フォト散歩編 関根一夫
  • 47この町この教会バプ宣教団 津バプテスト教会
  • 60ヨハネの福音書365の黙想と祈り篠原 明
  • 64方言聖句 広島篇堀川 寛
  • 65ブルーリボン・レポート
  • 66文芸 旅人の詩/短歌/俳句
  • 70クロスワード                   
  • 72もぎたてぶどう倶楽部  お便り・BOOK
  • 76定期購読・本誌の表記のご案内
  • 78編集室便り
  • 80愛のプリズム伝道
  • 01誌上ヒトリコテンホンダマモル
  • ホンダマモル:1973年、埼玉県生まれ。画家。原市場聖書教会員。展示会「ヒトリコテン」を開催し作品を発表。デザイナーとしてさまざまなメディアにアートワークを提供。https://www.blackfrogs.net

写真の花はスノードロップ(待雪草)。原産国は欧州で、日本には明治初期に入ってきた。まだ雪の残る大地から芽を出し、純白の花をつけるその姿から、春を告げる花と親しまれている。花ことばはいろいろあるが、もっともポピュラーなのは「慰め」と「希望」。

2022年 5月号 次号予告

特集 “無関心”でも “論破”でもなく、聖書的な“議論”をしませんか?

インターネットの普及で、誰もが自由に意見を発信できる場が生まれた。しかしそこにいつも健全な議論があるとは限らない。同じ意見の人だけで排他的な雰囲気を作ったり、意見交換ではなく、“論破”が目的になっていたり…。その先に真の問題解決や実のある交流はあるのだろうか。国際化、多様化がより進むと言われている今、意見の違いを乗り越えて協力し合うための健全な議論とは何か、聖書に聞いてみよう。