2019年05月号
特集
熊本キリスト教の旅
熊本県は、明治期、日本におけるプロテスタントの源流の一つ、熊本バンドが誕生した地。今も各地には、海外の宣教師が始めた福祉施設など、多くの先人クリスチャンたちの足跡が残る。最近では、教派を超えた教会ネットワークの活動も活発になっているとか。熊本のキリスト教の、歴史と今を訪ねてみた。
熊本バンド〔4〕、九州学院〔6〕、大江教会〔7〕、キリスト教書店ハレルヤ〔8〕、慈愛園〔9〕、リデルライトホーム〔10〕、天草探訪〔11〕、キリスト教系の宿泊施設〔16〕、牧師鼎談〔17〕
旬人彩人
音楽伝道者 久米小百合
“異邦人”を生きたあの頃、そして今、これから… 1979年に発売され、シングルレコード売り上げ140万枚を記録した「異邦人」。作詞作曲者の「久保田早紀」は、その後クリスチャンとなり、本名の久米小百合として音楽伝道の働きをしている。そんな彼女が今年2月、自伝を出版した。悩み、戸惑いながらも歩む半生には、いつも音楽と不思議な導きがあった。
あしあと
東京基督教大学教師 中澤秀一
三年で自由契約になったとはいえ、天下の読売巨人軍の選手だった。レギュラーを夢見て必死に練習もした。しかし、人生は思うようにはいかない。その後、いろいろな仕事を転々として、出合ったのが介護の世界。人を見返すのではなく、人の役に立つ仕事をしようと決めた筆者のユニークな歩み。
連載
- 28方言聖句 津軽篇鎌田 新
- 29この町この教会JECA 奥多摩福音キリスト教会
- 32教会津々浦々山形県・香川県
- 33 雨の日も晴れの日も 内田道代・芳賀真理子
- 36人生ー人として生まれ、人として生きる柏木哲夫
- 42マンガ そろもんの花 青山むぎ
- 49今は幸せ、保護犬メイちゃん 横山早紀子
- 54話題の情報その1『種を蒔く人になりなさい』
- 55土と聖書で“生き直し” 木崎智之
- 56話題の情報その2映画「牧師といのちの崖」
- 57バオバブの大地から 清水担・いずみ
- 58ルカが語る福音の物語 山﨑ランサム和彦
- 66文芸 旅人の詩/短歌/俳句
- 70クロスワード
- 72もぎたてぶどう倶楽部 お便り・BOOK
- 75ブルーリボン・レポート
- 76今月のみことば一句 銘形秀則
- 78編集室便り
- 80愛のプリズム伝道
- 01誌上ヒトリコテンホンダマモル
- ホンダマモル:1973年、埼玉県生まれ。画家。原市場聖書教会員。展示会「ヒトリコテン」を開催し作品を発表。デザイナーとしてさまざまなメディアにアートワークを提供。https://www.blackfrogs.net
今月の表紙
表紙は天草市河浦町の﨑津教会。現在の会堂は1934年に再建されたもので、別名「海の天主堂」とも。周囲に広がるのは、歴史ある漁港で、その一帯は「国の重要文化的景観」に選ばれている。ひなびた漁村とゴシック様式の会堂のコラボが味わい深い。