2022年7月号
宗教2世 信仰継承について改めて考えてみました
近年、「宗教2世」について取り上げた テレビ番組や本などが目立つ。 「カルトや異端信仰をもつ親のもとに育った子ども」と 限定的に使われていることが多いが、 本来は信仰をもつ親のもとに育った子ども、 つまりクリスチャン2世も「宗教2世」といえるか。 親としては、なんとかして、 福音・信仰を子どもに伝えたいと願うだろう。 その一方で、それが強要や押しつけに なってはいないだろうか。 また、子ども自らが自分の信仰を育むための 妨げになってはいないだろうか。 健全な信仰継承とは何か、共に考えたい。
神から賜った行動力で「神の国」を
有限会社トップ・スペース「はこぶね便事務局」代表補佐
菅野千春さん
挫折や後悔もなく、人生のむなしさや命の限界など考えたこともなかった。突然突きつけられた恋人の死。「人はいつ死ぬかわからない、私はこのままでいいのだろうか」。飛び込んだ先に出会った、神とともに歩む人たち。この出会いが人生を百八十度変えた。
恵みを数えて 愛の灯を燃やして進みゆかん
日本フリーメソジスト教団明石上ノ丸教会会員
内貴 千代子
戦争の最中に生まれた少女。戦後の復興期、心を満たすものを求め教会に導かれた。熱く伝道に燃える神学生の青年との出会い、やがて二人で「愛の灯を燃やして」教会に仕える伝道者となった。
- 22心の窓を開いて堀 肇
- 23方言聖句 広島篇堀川 寛
- 24今日も新しい私に袖を通す 豊田かな
- 26ぼくを忘れていくきみと吉田晋悟
- 28聖書再発見大坂太郎
- 30焚き火相談室大頭眞一・稲垣久和
- 33かたわらに、君がNOE Mielotar
- 38英国からの紅茶便り 山形優子フットマン
- 40聖書とほほ人物伝 永田信昭&しろつあすか
- 42もっと! 喫茶ホーリー かめおかあきこ
- 46明日への深呼吸 フォト散歩編 関根一夫
- 47この町この教会バプ教会連合 所沢バプテスト教会
- 50聖書1/66巻あらまし Ⅱペテロ 遠藤勝信
- 60ヨハネの福音書365の黙想と祈り篠原 明
- 64ブルーリボン・レポート
- 66文芸 旅人の詩/短歌/俳句
- 70クロスワード
- 72もぎたてぶどう倶楽部 お便り・BOOK
- 76定期購読・本誌の表記のご案内
- 78編集室便り
- 80愛のプリズム伝道
- 01誌上ヒトリコテンホンダマモル
- ホンダマモル:1973年、埼玉県生まれ。画家。原市場聖書教会員。展示会「ヒトリコテン」を開催し作品を発表。デザイナーとしてさまざまなメディアにアートワークを提供。https://www.blackfrogs.net
親子のスキンシップは「愛情ホルモン」、オキシトシンの分泌を促し、子どもの自己肯定感や人と信頼関係を築く基礎を育むといわれる。実はこのオキシトシン、親の側にも分泌されるらしい。親子の触れ合いは、1世と2世の愛が相互作用している真っ最中なのだ。
2022年 8月号 次号予告
特集 今目の前にある戦争 クリスチャンは平和を造れますか?
3月に始まったロシアによるウクライナ侵攻で、私たちは「平和」のもろさ、それを守ることの難しさを目の当たりにしている。また、今回当事者の両国はいずれも、いわゆるキリスト教国であり、クリスチャンは信仰の無力さを突きつけられているように感じるかもしれない。本来、平和を求めるはずの宗教がなぜ戦争を止められないのか、クリスチャンにはいったい何ができるのか、今、この時に考えたい。