百万人の福音 聖書に学ぶ生き方マガジン

旬人彩人

2024年04月号

癒やされ与えられた、立ち上がる力 ここで出会う誰かのために

Cafe Amnos 店主
内田エリ奈 さん

東京都八王子市にあるCafe Amnosは、十人入れば満席の小さな喫茶店。店主・内田エリ奈さんのおいしい料理とホッとできる居心地の良さから、リピーターが多く訪れる。オープンは二〇一四年。喫茶店経営はエリ奈さんのかねてからの夢だったという。実現に向け、彼女の背を押したものとは…。

2024年03月号

分かち合い、広げたい。賛美を世界に

賛美ユニット
そらとり

インターネットでの賛美BGM動画の配信から活動をスタートした「そらとり」。コロナ禍に投稿した動画「ひとりの時に聞きたい賛美歌・聖歌BGM」は一般視聴者の目にも留まり、100万回再生を突破した。信仰にかかわらず、すべての人の生活に寄り添いたいと願い、活動している。

2024年02月号

神と人のため堂々と生き抜く 人を育てる教育を

ケニア宣教師
市橋隆雄さん・さらさん

アフリカ・ケニアの地で市橋隆雄・さら宣教師夫妻が主宰する「コイノニア教育センター」が昨年創立20周年を迎えた。スラムで生まれ、育児放棄や体罰、性の乱れなど、自分自身を愛せない環境で育ち、自己肯定感の低い子どもたち。彼らに教育の場を与え、その親も含めて根気強く神の愛を伝え続けている。

2024年01月号

スピリチュアルケアを すべての医療場面で実現したい

淀川キリスト教病院理事長、医師
笹子三津留さん

「がん告知」「インフォームド・コンセント」。今では一般的となったこれらが日本で普及したのは、この三十年ばかりのこと。外科医の笹子三津留さんはこれを推進してきた。その背後には医療者としての良心とともに、身近な家族の病に葛藤してきた経験があった。がん治療において世界的な業績を重ねる一方、人生を見直してきた。二〇二三年七月には、淀川キリスト教病院理事長に就任し、すべてを神にゆだねる思いで新たな一歩を踏み出している。

2023年12月号

「あなたは私を描きなさい」 聖書の世界を描き続ける

画家
井上直さん

「絵を描く目的は伝道」と、言い切る油彩画家の井上直さんは、明治時代に伝道者として生きた曽祖父の血を引く五代目のクリスチャンだ。息するように自然にキリスト教の中で育ち「祈りや信仰の証しを、文字ではなく絵画で表現するのが、自分の表現方法」だと、絵筆を握る。二〇〇九年に初の個展を開いて以来、ほぼ一貫して聖書を題材に描いてきた。十字架のキリスト、祈る人の姿、どれも見る人と響き合うような作品群だ。描き続けたいテーマはキリストの受難。その先にある救いと希望を伝えたい。