2020年01月号
特集
宣教師が書き残した明智光秀とガラシャ
二〇二〇年NHK大河ドラマの主人公は、明智光秀。その娘・玉は、後に洗礼を受け細川ガラシャとなった。この時代を知る貴重な資料の一つが、宣教師フロイスの書き残した記録『日本史』だ。体験したことをスケッチしたような記録から、天下人たちの素顔や、光秀に関する証言、ガラシャの信仰などが、生き生きと浮かび上がってくるのである。
キリシタンの世紀 守部喜雅〔4〕、人物相関図〔12〕、南蛮文化のインパクト〔14〕、ガラシャが登場する作品Best4〔17〕、日本史に花開いた信仰の時代 若井和生〔18〕
旬人彩人
翻訳家 中村佐知
イエスが隣にいるということ 二〇一六年三月。中村佐知さんの次女・美穂さん(当時二十一歳)は御国に召された。娘の早すぎる死は、中村さんに一生消えない痛みを残した。しかし、神との関係は以前にもまして親密になった。その過程をつづったブログを出版した中村さんに、理由をお聞きした。
あしあと
大阪セントラルグレースチャペル教会員 胎中規久馬
キリスト教専門書店で長く働いた後、教会のサポートを行う仕事を立ち上げ、その後、大阪クリスチャンセンターの理事に。職種は違えど、一貫して行ってきたのは、教団・教派を超えて、教会や信徒を結ぶ働きだった。
連載
- 27この町この教会カンバ"ランド長老 国立のぞみ教会
- 30新連載 焚き火相談室大頭眞一
- 33新連載 方言聖句 土佐篇柿谷 悟
- 34ルカが語る福音の物語 山﨑ランサム和彦
- 36お知らせ戦争体験談募集
- 37新連載 私の一冊ー名著に見る信仰後藤敏夫
- 42マンガ そろもんの花 青山むぎ
- 49今は幸せ、保護犬メイちゃん 横山早紀子
- 54新連載 ブラジリアの空の下で 浜田献・陽子
- 55新連載 マンガ 教えて! 基礎神学 金柱赫
- 58新連載 幸せを数える整理術 井田典子
- 66文芸 旅人の詩/短歌/俳句
- 70クロスワード
- 72もぎたてぶどう倶楽部 お便り・BOOK
- 75ブルーリボン・レポート
- 76今月のみことば一句 銘形秀則
- 78編集室便り
- 80愛のプリズム伝道
- 01誌上ヒトリコテンホンダマモル
- ホンダマモル:1973年、埼玉県生まれ。画家。原市場聖書教会員。展示会「ヒトリコテン」を開催し作品を発表。デザイナーとしてさまざまなメディアにアートワークを提供。https://www.blackfrogs.net
今月の表紙
戦国時代、弾圧にも屈せず最期まで信仰を貫いたガラシャ。屋敷からの外出を禁止され、教会を訪問できたのはたった一度。代わりに侍女たちを通わせて教えを伝え聞き、教理への理解を深めていったという。まさに心と知恵、力を尽くして神を愛する才媛だった。