旬人彩人
自分までつながれた真の希望、 この音を通して次の誰かへ
サックス奏者
安武玄晃(やすたけ・もとあき)
生まれ故郷、福岡に拠点を置き、コンサート活動で
全国を飛び回るサックス奏者・安武玄晃さん。
中学の時にサックスと出合い、
その後、一般の会社に就職するも、
二十六歳で単身渡米、腕を磨きプロの道へ進んだ。
人生の岐路でその背を押したものは何だったのか。
そして今、奏でる音を通して届けたいものとは…。
音楽で人をつなぎ 神様の栄光につなぎたい
ソングライターユニット イーワイエス
京都グレースバイブルチャーチで育った三人兄弟、関栄理哉さん、義哉さん、真哉さんによるシンガーソングライターユニット。ヴォーカル、ギター、サックス、ピアノを中心としたアコースティックなサウンドと、兄弟ならではのハーモニーを愛するファンが全国にいる。ライブや各地でのコンサート活動の他、CDや配信も人気。十二月には結成十周年イヤーの記念ライブを教会で開催する。
特別対談 一匹の羊を捜して 立ち直りと自立を支えるために 野田詠氏 × 藤藪庸一
野田詠氏
アドラムキリスト教会 牧師
NPO法人チェンジングライフ理事長
法務省・ 播磨学園教誨師
藤藪庸一
白浜バプテスト基督教会 牧師
白浜レスキューネットワーク理事長
自殺防止活動から自立支援、教育サポートへと働きを広げてきた藤藪庸一さん。
非行少年たちの更生支援を続けてきた野田詠氏さん。弱さの中にいる人々に、もがきながら寄り添ってきた原動力とは? それぞれの歩みの中で感じた思い、悩みや葛藤、今後の活動について語り合う。今、私たち一人一人が、また教会が、できることは…?
IT社長 田んぼに分け入る
株式会社AVAD 代表取締役
谷山詩温さん
人里離れた一軒家を紹介するテレビ番組のワンシーンさながらの細い道を抜けると、青々とした水田が広がり、古民家がぽつんと立っていた。田んぼに分け入って雑草を抜いているのはIT会社を経営する谷山詩温さん。
しかしIT社長が汗をかき、泥だらけになりながら農作業をするのはなぜ?
腹話術による被爆証言者 小谷孝子さん
プロフィール ●(こたに・たかこ)
1939年、広島県呉市生まれ。1945年8月6日、広島の原子爆弾で被爆。1968~2003年、東京都及び千葉県八千代市の幼稚園教諭として勤務。1974年に春風イチロー氏に師事して腹話術を習得(2023年初段。芸名「春風あかし」)。2003年から被爆証言を始め、2010年からは腹話術での証言活動を行っている。2015年、千葉県原爆被爆者友愛会理事に就任。2019年『あっちゃんと語る被爆体験』、2024年『あっちゃんも、』(いずれも〔株〕オフィスなかおか)を出版。
罪悪感を使命感に変えられて
六歳の時に広島の原子爆弾で被爆した経験を通し、現在は核兵器の恐ろしさ、平和の大切さを各地で語り伝えている小谷孝子さん。
それも腹話術を用いて話すという、異色の被爆証言者だ。相棒の腹話術人形は「あっちゃん」。
彼は小谷さんにとって、原爆により三歳で命を落とした弟の「分身」なのだという。「弟に、平和になった今の世界を見せてあげるつもりで語っています」と小谷さんは話す。