旬人彩人
二十年後の未来を見据えた 新しい教育をクリスチャンの手で
STUDY SPACE 楽園代表
伊藤直之さん
日本の子どもの精神的幸福度は、先進三十八か国中三十七位と、二〇二〇年にユニセフが発表した。同年、厚生労働省は日本の十五〜三十九歳の自殺率がG7中トップと報告。同省は昨年の小中高生の自殺死亡者数が五百人を超え、過去二番目に多かったと公表した。また、一九年の内閣府「子ども・若者白書」は、子どもたちの自己肯定感の低さを指摘し、昨年、文科省発表の小中不登校児童数は、過去最多の二十九万九千人超にのぼる。二二年の内閣府調査では、十五〜六十四歳でひきこもり状態にある人は、全国で推計百四十六万人だという。この状況に一石を投じたいと、大阪府枚方市のフリースクール事業「STUDY SPACE 楽園」代表の伊藤直之さんは、新たな教育を提唱、展開している。
受け継いだ信仰とともに舞台に立つ
ミュージカル俳優
JKimさん
以前、本誌でミュージカル俳優の井上芳雄さんを取り上げた。
井上さんはクリスチャンの家に生まれたが自身と神の間には距離感があったという。
Jキムさんと共演した時「なぜ洗礼を受けないの?」と聞かれ、
また、キムさんが本番前に必ず祈ってから舞台に立つ姿を見て、
自分も洗礼を受けたいと思うようになったと話してくれた。
キムさんの本名は金志賢。
「ジーヒョン」と発音しにくいので「Jキム」と名乗ることに。
劇団四季に入り、数々の大きな舞台の主役をこなしてきた。
俳優であると同時に祖母から受け継いだ信仰を抱きながら
舞台に立つクリスチャンである。
受け入れられ愛された経験を土台に 子どもたちの可能性と愛を地元へ、世界へ
ピアニスト、ゴスペル/英会話指導、バスケットボールコーチ
ジャン・ラッカーさん
プロフィール ●日本におけるゴスペル音楽のパイオニアとして著名なラニー・ラッカー氏の息子として生まれる。幼少期から音楽に恵まれた環境の中で育ち、ラニー氏はじめ家族と共にコンサート出演やクワイア指導、ピアニストを務める。保育園や幼稚園で幼児のためのゴスペル英会話を指導。学生時代に培ったバスケットボールの経験を生かし、子ども対象のバスケクラブチームでコーチとして指導もする。
癒やされ与えられた、立ち上がる力 ここで出会う誰かのために
Cafe Amnos 店主
内田エリ奈 さん
東京都八王子市にあるCafe Amnosは、十人入れば満席の小さな喫茶店。店主・内田エリ奈さんのおいしい料理とホッとできる居心地の良さから、リピーターが多く訪れる。オープンは二〇一四年。喫茶店経営はエリ奈さんのかねてからの夢だったという。実現に向け、彼女の背を押したものとは…。
分かち合い、広げたい。賛美を世界に
賛美ユニット
そらとり
インターネットでの賛美BGM動画の配信から活動をスタートした「そらとり」。コロナ禍に投稿した動画「ひとりの時に聞きたい賛美歌・聖歌BGM」は一般視聴者の目にも留まり、100万回再生を突破した。信仰にかかわらず、すべての人の生活に寄り添いたいと願い、活動している。