特集
宣教師が書き残した明智光秀とガラシャ
二〇二〇年NHK大河ドラマの主人公は、明智光秀。その娘・玉は、後に洗礼を受け細川ガラシャとなった。この時代を知る貴重な資料の一つが、宣教師フロイスの書き残した記録『日本史』だ。体験したことをスケッチしたような記録から、天下人たちの素顔や、光秀に関する証言、ガラシャの信仰などが、生き生きと浮かび上がってくるのである。
キリシタンの世紀 守部喜雅〔4〕、人物相関図〔12〕、南蛮文化のインパクト〔14〕、ガラシャが登場する作品Best4〔17〕、日本史に花開いた信仰の時代 若井和生〔18〕
アドベントから始まるクリスマス
喜びあふれるクリスマス! でもその前に霊的な準備の期間とされてきたアドベント(待降節)がある。実際のところ家庭でも教会でも、このシーズンはイベントが目白押し。師走の用事も手伝って、忙しく過ごすことの方が多いのでは…。今年は原点に立ち返り、真の意味でのアドベントを過ごしてみよう。
クリスマスマーケットに行ってみよう!〔4〕、アドベントを五感で感じるグッズたち〔6〕、アドベント日課〔8〕……【1st.】「インマヌエル」(9)【2nd.】「アヴェ・マリア」(11 )【3rd.】「マニフィカート」(12)【4th.】「ベネディクトゥス」(14)【5th.】「グローリヤ」(16)【6th.】「ヌンク・ディミティス」(18)【7th.】「羊飼いたち」(20)【8th.】「東方の博士たち」(21)【9th.】ことばは人となって…(22)【10th.】キリストの再臨を待ち望む(25)
空の星を、見よ
東日本大震災が起きた時、大停電のために満点の星が夜空に輝き、多くの人が目を奪われたという。その証言を集めたNHKの番組が放映され、全国のプラネタリウムでも、その時の星空を再現したプラネタリウム番組が投影された。不安と喪失の闇の中でも、人の目を上げさせずにはおかない星々。それを創造したのは神だと聖書は語り、創世記から黙示録に至るまで、神の栄光を表すもの、希望への道しるべとされている。いつも当たり前のように空にある星に、その背後にある存在の不思議な力に、迫ってみたい。
星の魅力と信仰 中山信児〔4〕、創世記から黙示録まで、聖書には星がいっぱい〔10〕、星に希望を見た人たち〔14〕、星の見える宿〔18〕、星空に神を感じる 小倉 泉〔20〕
サタンとの向き合い方
「悪霊」や「サタン」は聖書に出てくるにも関わらず、クリスチャンでさえ、本気で意識することは少ないかもしれない。しかし、現時点では、空中の権威はサタンに渡されていると聖書に書かれており、時に穏やかな表情で人に忍びよって誘惑する。その正体を確認し、どう向き合ったらいいかを考えてみたい。
サタン基礎講座 関野祐二〔3〕、悪魔の格言 水谷潔(イラスト・のだますみ)〔8〕、宣教地に見る悪霊の働き 福田崇〔14〕、悪霊に関する書籍と映画〔17〕、サタンと同居する世界での生き方 関野祐二〔20〕
イスラエル キリスト教の旅
聖書の舞台、イスラエル。新約聖書の時代に入り、旧来の「聖地」の意味はなくなったが、聖句ゆかりの地に立てば、聖書の世界がリアリティをもって迫ってくる。本誌記者のレポートで、“バイブルランド”の誌上旅行へ、いざ出発!
現地レポート〈エルサレム〔4〕、ガリラヤ地方〔12〕、北イスラエル〔14〕、死海周辺〔16〕、ヨルダン〔18〕〉、イスラエルで暮らした一年間 根内 睦〔20〕