バックナンバー
2023年10月号
「考えない」ことの危うさを考える AI時代に生きるキリスト者
Chat GPTが生成した説教をCGの牧師が語る。今年六月にドイツの教会で行われたこの実験的な「礼拝」には、世界中の注目が集まった。教会の中にもAI(生成系人工知能)が入り込みつつあるのだろうか。今や人間の生活のためにAI技術は無くてはならぬものになっている。膨大なデータから導き出される「答え」は、合理的で、ある意味正しいのかもしれない。しかし、人が考えること自体を放棄してしまってよいのだろうか。神は創造の初めより私たちに選ぶ自由、考える自由を与えてくださった。自分の考えをAIに委ねず、神に聞き、おおいに考え、神のみこころを選び取る者になろうではないか。
歌う信仰告白
音楽宣教師
内藤容子さん
「歌う信仰告白」。音楽宣教師の内藤容子さんが、作詞作曲し歌う楽曲は、そう呼ばれる。昨年、その第四章「時のしるし」がリリースされた。自らの罪と不信仰を顧みざるを得ないまっすぐな聖書のメッセージ、それをのせた真摯な歌声とそれをさらに引き立てる演奏とが聴く人の胸を貫く。
家族を壊した病と統一協会 神の手に導かれて(後編)
日本福音キリスト教会連合・キリスト教朝顔教会会員
山口 実幸
カルト宗教へ入信した母。たどりついた教会ではその母や家族のために祈ってくれる方々と出会った。やがて信仰をもった山口さんは、母の脱会へ向けて動き出す。一度は脱会を決めた母だったが、それは偽りだったのだ。
- 22 「神のかたち」で生きる霊性入門池田モース優美
- 24ぼくを忘れていくきみと吉田晋悟
- 26聖書再発見大坂太郎
- 28神様、これってどうなんですか?みなみななみ&結城絵美子
- 32方言聖句 石川篇中西 明
- 33かたわらに、君が山本陽一郎
- 38信じること、生きること 朝岡 勝
- 40聖書人物伝 鈴木 光&しろつあすか
- 42移住生活スケッチブック 加藤潤子
- 46女性の秋を生きる二人の往復書簡豊田かな
- 47この町この教会 リトルライト教会
- 50聖書1/66巻あらまし ルツ 喜多真理恵
- 58詩篇365の黙想と祈り篠原 明
- 66文芸 旅人の詩/短歌/俳句
- 70クロスワード
- 72もぎたてぶどう倶楽部 お便り・BOOK
- 76定期購読・本誌の表記のご案内
- 78編集室便り
- 80愛のプリズム伝道
- 01誌上ヒトリコテンホンダマモル
- ホンダマモル:1973年、埼玉県生まれ。画家。原市場聖書教会員。展示会「ヒトリコテン」を開催し作品を発表。デザイナーとしてさまざまなメディアにアートワークを提供。https://www.blackfrogs.net
- 「もっと! 喫茶ホーリー」と「移住生活スケッチブック」は交互に連載します。
- 本誌掲載の価格表記は全て税込(10%)です。
表紙はオーギュスト・ロダン作のブロンズ像「考える人」のパロディー。ロダンはもともとこれを、「地獄の門」の上部に配置し、見下ろす構図で制作した。つまり、この視線の先には地獄の門の入り口が…。何も考えないうちうっかり地獄行き…なんてことだけは避けたい。
2023年 11月号 次号予告
特集 現代の「偶像」礼拝 —あなたが神より上としているものはありませんか
聖書が偶像礼拝を禁じているのは、クリスチャンなら誰もが知るところ。でも、たとえ他の宗教の神を拝まずとも、身近なものを神より上に置いて優先し、「偶像」礼拝に陥っているということはないだろうか。たとえばお金、地位や名誉、芸能人、牧師、仕事、自分自身…。もちろん、お金や仕事は生活に必要不可欠で、夢中で誰かを応援するのも悪いことではない。ではいったい、「偶像」になるラインはどの辺にあるのだろう? 改めて聖書に聞いてみよう。