百万人の福音 聖書に学ぶ生き方マガジン

2026年01・02月号

特集

『新約聖書』とは何か?

今私たちが当たり前のように読むことができる『聖書』。新約―「新」しい契「約」の書であるという新約聖書は、旧約聖書と何が違うのだろうか。どのように成立し、何が書かれていて、なぜ正典として人々に認められるに至ったのだろうか。新約聖書とはいったい何なのか、改めて学んでみたい。

旬人彩人

聖書の魅力を 伝える広報マン

OneHopeスタッフ、聖書プロジェクト・マネージャー
宇賀飛翔さん

聖書という書物を知るために非常に有益な、二つのコンテンツがある。「聖書プロジェクト」と「The Chosen」。どちらもネットを媒体とした優れた作品で、前者は日本でもすでに多くのファンを獲得しており、後者は今まさに知名度を上げていこうとしている。この二つのコンテンツを日本で広めていく仕事に情熱を傾ける宇賀飛翔さんにとって、聖書とはどういうものなのだろうか。

あしあと

神が備えられた思いがけない出会い 苦しみ喜び、そして祈りを共に

「横田早紀江さんを囲む祈り会」世話人
斉藤 眞紀子

牧師の子として生を受け、戦時中もひそやかに、しかししっかりと信仰が育まれていった。神への礼拝と賛美を愛する女性は、戦後米兵と日本人女性との間に生まれた混血児たちの教育に奔走。そして結婚を機に居をかまえた新潟で、娘を北朝鮮へ拉致された横田早紀江さんと出会う。長年、友として寄り添い続け、涙を流しつつ拉致問題の解決を祈り続けている。

プロフィール
斉藤 眞紀子(さいとう・まきこ)
1937年、秋田生まれ。フェリス女学院短大音楽科オルガン専攻卒業後、「聖ステパノ学園」の音楽教師として働く。今までに礼拝の奏楽者として奉仕した教会は、東京聖三一教会、新潟教会、新潟五十嵐キリスト教会、東京麻布霞町教会。現在は弦巻教会。 「横田早紀江さんを囲む祈り会」世話人。日本基督教団弦巻教会会員。

連載
  • 30新連載 人物で読み解くキリスト教近代史岡村直樹
  • 32クリスチャン生活手引帖編集部
  • 33おかしなお菓子屋さん乾 幸子
  • 38もっと! 喫茶ホーリー かめおかあきこ
  • 40新連載 心整う刺繍時間 祈りのステッチ平野ほざな
  • 42新連載 「いのち」に寄り添う石居基夫
  • 44新連載 それでも世界は今日もやさしい市川シメオン
  • 45この町この教会単立 ヒズ・プレゼンス・チャーチ
  • 48神を知り自分を知る旅路に 中村佐知
  • 50荒野でお茶をみなみななみ・結城絵美子
  • 54もう一つの『若草物語』〜物語を生み出した女性たち〜
  • 小松原宏子 文/吉田ようこ 絵
  • 58Olives 今月のイチオシアイテム編集部
  • 70受け入れること、赦すこと、そして愛すること藤藪庸一
  • 72最終回 聖書1/66巻あらまし ハガイ、ゼカリヤ、マラキ山口勝政
  • 76マンガわたしのための、確かな土台長谷部愛美
  • 82涙を蒔く人ウィルキンソン美奈子
  • 90新連載 毎日の聖書 神と私の365日早坂 恭
  • 103ブルーリボン・レポート
  • 104文芸 旅人の詩/短歌/俳句
  • 108クロスワード 
  • 110もぎたてぶどう倶楽部  お便り・BOOK
  • 114定期購読・本誌の表記のご案内
  • 116編集室便り
  • 118献金のお願い
  •       
  • 01誌上ヒトリコテンホンダマモル
  • ホンダマモル:1973年生まれ。埼玉県出身。2016年から画家として活動を開始。展示会「ヒトリコテン」を開催し、絵画作品を発表。手描きだからこそ生み出せる表現を大切に作品を制作している。
  • ※今号の「クリスチャン生活手引帖」は休載します
  • ※お詫びと訂正  本誌5・6月号p5、アララテ山の写真の説明に誤りがありました。「トルコの町ドゥバヤジット付近」は、正しくは「アルメニア側」、「イサク・バシャ宮殿」は、正しくは「ホルヴィラップ修道院」の誤りです。お詫びして訂正いたします。

 新約聖書には旧約の旧い契約(救い主誕生の約束)が、どう成就したかが書いてある。その中心はイエス・キリスト。英語では新約聖書は「New Testament」で、「testament」には遺書や遺言の意味もあるらしい。確かに2000年の時を超え、今に届けられた弟子たちの遺言とも言えるかも。

2026年 3・4月号 次号予告

特集 復活から昇天までの40日間 〜イエス・キリストは何を語ったのか〜

イエス・キリストの復活を祝うイースター。イエスは復活後、天に上げられるまでの間、多くの弟子と会い、ことばを交わされた。そして、その特別な時間を過ごした弟子たちは、かつて、逮捕されるイエスを置き去りに逃げ去った弟子たちとはまるで違う、命をかけて福音を語る者へと変えられていった。この40日の間、イエスは何を語ったのだろう。そして現代を生きる私たちに、何を語りかけているのだろう。